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 Intelの次のCPUの消費電力は0.5Wだ。ジョークではない。2008年には、本当にIntelから0.5Wのx86 CPUが登場する予定なのだ。Intelだけではない。恐らくAMDも、同レベルのローパワーCPUの開発を進めている。今後、数Wのx86 CPUの市場が開けるとみているからだ。

IntelとAMDがそれぞれローパワーのx86を準備

 これまでもx86以外なら、TDP(Ther-mal Design Power、熱設計電力)が1W以下の、ローパワーCPUはいくらでもあった。また、x86 CPUでも、組み込み用途向けに消費電力の低いCPUはある。

 しかし、これから登場するローパワーx86 CPUは、ちょっと違う。一言で言えば、PC向けのx86 CPUと同じ機能を持ったCPUを、1W以下にしようとしているのだ。ノートPC向けCPUが、もっと低消費電力になって、携帯電話に載ると考えてもらえばよい。

 Intel が開発しているのは、「LPP(Low Power Processor)」または「LPIA(Low Power Intel Architecture)」と呼ばれるCPU。2008年に登場する予定で、TDPは最低で0.5W前後になるという。さらに、その後、CPUに周辺機能を統合したシステム・オン・チップ(SoC)型のCPUが登場する。一方、AMDは、旧ATI Technologiesの家電向けメディアプロセッサーに、ローパワーのx86 CPUコアを組み合わせることを計画しているという。

 これまで、x86系の低消費電力CPUは、古いアーキテクチャーのCPUを流用することが多かった。しかし、今回、少なくともIntelは、完全に新しく低消費電力に特化したCPUを開発している。だから、消費電力は低くても、PC向けCPUとほぼ同等の機能を備えられる。そこが、従来とは大きく異なる点だ。

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ローパワーx86CPUの電力範囲
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