設定の済んだBlackBerryの電源を入れるとホーム画面が表示される。アイコンがBlackBerryのアプリケーションに対応しており、ユーザーがあとから組み込んだアプリケーションのアイコンもこの中に入る。

この画面構成などは「テーマ」という形でカスタマイズできる。上の写真ようなアイコンが並んだ画面のほかに、テキストで情報を表示するものや、主要なアプリケーション(メール、カレンダー、メッセンジャー、通話)以外のアプリケーションが別ページになったものなどがある。このほか、インターネットからテーマをダウンロードすることも可能なようだが、現在では、日本語化されたBlackberry 8708hに対応したものはないようだ。
側面にあるトラックホイールを回してアイコンを選択、ホイールを押し込めばアプリケーションが起動する。Webブラウザーなどを除き、エスケープキーを押せば、アプリケーションからホーム画面に戻ることができる。また、終話キー(電話を切るための赤いボタン)でもホーム画面に戻ることができる。
アイコンが多数あると、ホイールで順番に選択するのが面倒そうだが、ALTキーを押しながらホイールを回せば、今度は選択が縦に動く。これに限らず、BlackBerryのトラックホイールはALTキーの組み合わせで縦横に動かせるので、これをうまく使うのがコツだ。というのも、BlackBerryには、いわゆるカーソルキーというものがなく、トラックホイールがその役目を担っているからである。
BlackBerryのように、前面にキーのあるモノバータイプ電話機では、使わないときにはキーロックするのが普通だ。BlackBerryにもキーロック機能はあるが、付属のホルスターケースに格納すると、自動的にバックライトが消灯してキー操作が無効になる。付属のホルスターは、かっこいいとは言い難いし、ベルトクリップがきつくて装着が面倒だが、この機能があるため、なるべく使うようにした方がいい。着信音などもケースに入っているかどうかで変えることができる。

ホルスターのほかにも付属品がある。BlackBerry付属のACアダプター(充電器)は、接続部分がUBSのミニBコネクターと同じで、BlackBerry 8707h側のUSBコネクターに接続する。一見、普通のUSB電源のように見えるが、専用のACアダプター以外では充電できないようだ。


ACアダプターはコンパクトなものではないが、プラグ側が交換可能なので海外でも別途アダプターを用意する必要はない。
一般のUSBコネクター型のACアダプターは利用できないが、PCとUSB接続している間は充電できる。ただし、PC側にBlackBerryのデバイスドライバーが組み込まれて入る必要がある。これは付属のDesktop Managerをインストールすれば、ドライバーも組み込まれる。
