今回の米国取材は2週間で、まだ米国にいます。米国に来てノートPCを使っているときに気がついたことがあります。
BlackBerry 8707hはDesktop Managerがインストールしてある(ドライバーがインストールされている)パソコンとUSB接続して充電が可能です。しかしノートPCの機種によっては、USB電源の電源容量が足りなくなることがあるようです。容量が足りないと、ケーブルをつないでも接続、切断を繰り返してしまいます。充電はできているようですが、Desktop Managerとの接続は、頻繁に切断されてしまいます。
この原稿のために8707hのスクリーンショットを撮る必要があったので、これには少々困りました。付属のACアダプターでフル充電してからノートPCに接続すると、充電電流が減るのか、安定して接続できました。
米国に来てから、初期型のiPhoneなどと比較していますが、同じAT&Tに接続しているのに、iPhoneよりは電波強度の表示が正しいため安定して利用できています。
ロサンゼルスで私が活動している範囲では、どうもAT&Tの電波状態がよくないようで、頻繁に接続できなくなります。このとき、8707hは接続が切れたことを検出しますが、iPhoneはうまく対応できません。iPhoneのWebブラウザーでWebページを開くと、長時間待たされたあとエラーになります。こうなってしまうと電波状態が復帰してもダメで、iPhoneをフライトモードに設定して無線を切断しないと元に戻りません。
8707hは、電波状態をちゃんと把握していて、Webブラウザーでもエラーがすぐに出ます。そして電波状態が復活すると、設定を変更するといった細工をすることなく使えるようになります。やはり、通信機器を長年手がけてきたメーカーと、最近参入したメーカーでは、ノウハウの蓄積が違うのでしょう。日本ではこちら(ロサンゼルス)のような状況にはならないので気がつきませんでしたが、通信機器として、通信状態をきちんと把握することは重要だと思います。