勢いに乗っている台湾アスーステック・コンピューターから、Eee PCのニューモデルが登場した。「Eee PC S101」(以下S101)は、10.2型と低価格ミニノート(ネットブック)としては少し大きめの液晶ディスプレイを搭載しているものの、従来よりもずっと薄いボディにまとめてきた。スタイリッシュなデザインが目を引く。予想実売価格は約7万円。ネットブックとしては、上限の価格だが、その実力はいかに。11月22日の発売を目前に、試作機を触ることができたので、さっそくレビューしてみた。
メタリック感のある美しいボディに惹かれる
早速箱を開けてみる。黒い化粧箱の中には「S101」が収まった専用のソフトケースが鎮座していた。ケースを取り出すと、その下からはマニュアルが入った箱やバッテリーなどが姿を現しす。最初、ACアダプターが見あたらなかったが、これはケースの横に隠れていた。普通のPCとは異なり、iPhoneのようにおしゃれな箱を採用しているが、これはアスースの高価格帯ラインアップの製品で採用しているパッケージだ。Eee PCにもこのパッケージが適用してきたことからも、S101に同社がかける意気込みが伝わってくる。
取り出した「S101」は、メタリック塗装が施されており、高級感たっぷりだ。天板の端が曲線を描いており、スマートなイメージ。実際、最薄部では18mmとほかのネットブックより薄い。そのため、幅が4cm広がっているが大きくなった印象はない。
本体カラーはブラウン、シャンパン、グラファイトの3色と渋めのラインナップ。同社ではS101を女性に向けて販促していきたいとしているが、従来のようにホワイトモデルを用意していないのが気になった。女性向けはシャンパンモデルを想定しているのだろうか。