・価格 3990円(ダウンロード版は3570円) | ・価格 2980円 | |
・発売日 9月19日(ダウンロード版は9月1日) | ・発売日 4月25日 | |
http://www.medianavi.co.jp/ | http://sw.sb-selection.jp | |
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Webページやデジカメ写真、年賀状など、インクジェットプリンターの活躍の場は広い。その一方で悩みの種と言えるのがランニングコストだ。インクカートリッジの相場は、メーカーや機種にもよるが1色当たり1000~2000円程度。インク全色を年に2~3度交換するだけでもランニングコストは1万~2 万円であり、無視できない金額になる。
そこで注目したいのが、インクジェットプリンター向けの「インク節約ソフト」。インクジェットプリンターではインク滴を重ねることで印刷品質を高めているが、インク節約ソフトはあえて印刷品質を下げてインク使用量を抑える。とはいえ、ドラフト印刷モードのように印刷解像度を落とすわけではない。独自の手段でインク使用量を抑えている点が製品の肝だ。いったんインストールすれば、手順は通常の印刷とほとんど変わらない。
では、実際の印刷品質や節約効果はどうか。メディアナビの「inksaver2 Vista対応版」とBBソフトサービスの「エコインクセーブ」という2種類のインク節約ソフトで検証した。
どちらのソフトも、印刷時にインクの使用率を指定できるのが特徴だ。設定範囲はinksaver2が25~100%、エコインクセーブが0~100%となる。一般に、インク使用率の目安は「印刷物にもよるが、写真だと80%以上、カラー文書だと60%以上」(メディアナビ)という。
ただし、今回の2製品ではインク量を節約する仕組みが異なっている(図1)。inksaver2では印刷データに対し一定の割合でインクが射出されない微小な空白を設ける。このため、インク使用率を減らすと空白部分が目立つようになる。