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 最近では、多くの情報がWeb経由で公開されるため、Webブラウザーの性能は重要なポイントとなります。「純粋」な携帯電話ならともかく、スマートフォンやPDAともなれば、PC用のサイトを普通にアクセスできる性能が要求されます。この点でBlackBerryはどうなっているのでしょうか?

QVGA液晶に会わせた簡易表示が基本

 BlackBerry 8707hは、液晶の解像度が240×320ドットのいわゆるQVGAサイズです。このため、一般のWebページをそのままのレイアウトで表示するのは困難です。そこで、BlackBerryのWebブラウザーは、デフォルト状態ではサイト側のレイアウトではなく、画面サイズに合わせてページを表示します。例えばページを縦に分割しているような場合(このPC Onlineのトップページのようなもの)は、横に並んでいる領域を縦に並べ直して表示します。

 PC Onlineの個々の記事の表示は、なんとか読める程度になるのですが、トップページや各カテゴリーのページになど、レイアウトが複雑になると表示がかなり見にくくなります。

 最近では、大半のページがスタイルシートを使っています。BlackBerryのWebブラウザーは、スタイルシートのサポートをオプション設定でオン/オフ可能です。デフォルトではオフ(スタイルシートを解釈しない)になっていて、このまま使うと表示はかなり簡略化されたものになります。サポートをオンにすると、スタイルシートを解釈して適用しようとしますが、画面が小さいこと、また、全体のレイアウトを変更していることなどから、完全な表示にはならないことが多いようです。処理にも時間がかかるので、デフォルトではオフになっているのだと思います。

記事ページは、こんな感じで普通に読むことができる

Webブラウザーのオプション。JavaScriptや背景色、スタイルシートなどのサポートはオン/オフできる。デフォルトでは、スタイルシートのサポートなどはオフになっている

スタイルシートのサポートあり、なしの画面の違い。パソコンよりも画面が小さく、スタイルシートを指定してもその通りに表示されるとは限らない。サポートなしの方がすっきりとした画面で読みやすい。こちらは、スタイルシートなしの場合

スタイルシートありの場合

スタイルシートなしの場合

スタイルシートありの場合