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 1TB HDD内の19億ものセクターは通し番号で管理される。不具合のあるセクターは、自動的にスペアのセクターに代替され常にすべてのセクターが正常に読み書きできるようになっている。1TB HDDは32MBのキャッシュを搭載するが、一部のHDD用ツールでは、正常に容量が表示されないことがある。

 HDDは512バイトを1つの単位としてデータを保存しており、1TBのHDDの場合、内部には19億以上のセクターがある。PC(ホストPC)からの指示によって、特定のセクターのデータを読み書きしている。

 PCがHDDに対してセクターの場所を指定する方法は、2種類ある(図1)。一つは、物理的なシリンダー番号、ヘッド番号、セクター番号を指定する方法で、CHS(Cylinder Head Sector)方式と呼ばれている。

図1 HDD上でデータを記録してあるセクターを見付け出すには、2つの方式がある。CHS(Cylinder Head Sector)方式は、シリンダー番号、ヘッド番号、セクター番号によって、目的のセクターを特定する。LBAは、セクターに割り振った0から始まる連番を使って、目的のセクターを特定する。
図1 HDD上でデータを記録してあるセクターを見付け出すには、2つの方式がある。CHS(Cylinder Head Sector)方式は、シリンダー番号、ヘッド番号、セクター番号によって、目的のセクターを特定する。LBAは、セクターに割り振った0から始まる連番を使って、目的のセクターを特定する。
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 もう一方はLBA(Logical Block Address)方式と呼ばれ、ゼロから始まる一連の番号を各セクターに割り当てる方法だ。大容量化したHDDの場合、CHS方式では、けた数が足りないため、現在はLBA方式が主流となっている。だが、HDDは今でもCHS方式のアクセスを受けられるようになっている。

 PCからHDDに対して指定されたLBAは、HDDのファームウエアによって解読され、最終的にはドライブ内部のシリンダー、ヘッド番号、セクター番号(CHS)に変換される。その後、シーク動作が始まり、目的のシリンダーに向かってヘッドが移動を開始する。同時に対象となるヘッドが選ばれ、目的のシリンダーに到着するまで、自分の現在位置を逐一ファームウエアに報告し、目的地まで誘導していく。目的のシリンダーに到着したら、対象となるセクターが回転して巡ってくるのを待ち、ようやくデータの読み出しや書き込みが始まるわけだ。