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無線LANを内蔵したSDカードが登場

 「旅先で夢中になってデジカメのシャッターを切ったはいいものの、自宅に帰った後、大量の写真をパソコンに取り込むのが面倒」─。そんな悩みを一気に解決するSDカードが登場した。

 「Eye-Fi(アイファイ)」は、無線LAN機能を内蔵した2GBのSDカード[注1]。初めて利用するときだけ、パソコンに専用ソフトをインストールして無線LANの設定をする必要があるが、以降はデジカメの電源をオンにしておくだけで、撮った写真を自動でパソコンに転送できる。

 これがあれば、カードリーダーを使ったり、デジカメをパソコンにUSBケーブルで接続する作業は、一切不要。しかも、SDカード対応のデジカメなら機種を問わず使える。まさに魔法のようなSDカードだ。

 画像をパソコンに保存すると同時に、FlickrやPicasaウェブアルバムなどの、オンライン写真サイトに自動で転送することも可能だ。友人と撮った写真をオンライン写真サイトに掲載すれば、簡単に相手へ見せることができる(図1)。

図1 Eye-Fiは、デジカメで撮影した画像を自動的に無線LAN経由でパソコンに保存する。さらにオンライン写真サイトへ画像を自動で転送することも可能だ
図1 Eye-Fiは、デジカメで撮影した画像を自動的に無線LAN経由でパソコンに保存する。さらにオンライン写真サイトへ画像を自動で転送することも可能だ

 写真を転送する際には、すでに取り込み済みの写真は除いて、新しく撮影した写真だけを保存してくれる。このため、同じ画像を何枚も保存してしまうといった、デジカメ写真の管理でありがちなミスも起きない。

 パソコンに転送中の画像は、デスクトップにサムネイル(縮小画像)が表示される。取り込まれた画像は自動的に撮影日別のフォルダで整理されるので、写真の管理も非常に楽だ(図2図3)。

図2 見た目は普通のSDカードと同じだが、無線LAN機能を内蔵している。容量は2GBで実売9980円前後[注2](左)<br>図3 画像の転送中は、デスクトップにサムネイル画像が表示される(1)。取り込まれた画像は自動的に撮影日別のフォルダに仕分けされる(2)(右)
図2 見た目は普通のSDカードと同じだが、無線LAN機能を内蔵している。容量は2GBで実売9980円前後[注2](左)
図3 画像の転送中は、デスクトップにサムネイル画像が表示される(1)。取り込まれた画像は自動的に撮影日別のフォルダに仕分けされる(2)(右)

 面白いのは、パソコンの電源がオフでも画像を転送できること。そのときは、ネットを経由していったんEye-Fiのサーバーに画像を保存。後でパソコンを起動したときに、画像が自動でダウンロードされる仕組みだ。

 価格は9980円前後と、2GBのSDカードとしては高額。しかし、手持ちのデジカメへ簡単に無線LAN機能を追加できるのはとても魅力的だ。

 なお、現在日本で売られているEye-Fiでは公衆無線LANは利用できないが、米国ではすでに公衆無線LAN対応モデルも発売されている。「今後、日本での様子を見て発売を検討したい」(米アイファイインクCEOのジェフ・ホロブ氏)とのことだ。

 公衆無線LANに対応すれば、出先で撮った写真をその場で自動転送することも可能になる。そうなればデジカメ写真の保存方法が一変しそうだ。

[注1]無線LANはIEEE 802.11b/g対応。暗号化方式はWEP、WPA、WPA2に対応している

[注2]Eye-Fiの詳細は、発売元アイファイジャパンのウェブサイトを参照