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 下の写真(図1)。これを何だと思うだろうか?文箱か、それとも硯箱か……

図1 モデル名「鼈甲(べっこう)」。アカウミガメの甲羅をイメージしている。使ううちに色味は徐々に飴色になってくるとか
図1 モデル名「鼈甲(べっこう)」。アカウミガメの甲羅をイメージしている。使ううちに色味は徐々に飴色になってくるとか
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 実はこれ、パソコンなのである。ケースは木製。それに職人が1つずつ漆塗装を施す。スペックはCore2 Duo T9500(2.6GHz)のCPU、2GBのメモリー、320GBのハードディスクなど、メーカー製の上位モデル並みで、価格は87万円(税別)。別売でおそろいのマウスもある(図2)。何とも贅沢な一品だ。

 実物を目にすると、その美しさにしばし目を奪われる。手で触れた時の吸い付くような質感も、普通のパソコンとは明らかに違う。それにしても、漆でパソコンとは……いったいどうやって作るのだろう。「漆を塗るときは、当然分解するのだろうな」「伝統的な漆器と比べて、工夫の必要なところもあるんじゃないか」。次々と疑問がわいてきた。

 そこで記者はこの漆塗りパソコン/マウスの制作現場を訪れることにした。そして、そこで高価な価格も納得の作業工程を目にすることになる。

図2 同じ「鼈甲(べっこう)」モデルのマウスもある。こちらは3万3000円(税別)。パソコンに比べるとお手頃だ
図2 同じ「鼈甲(べっこう)」モデルのマウスもある。こちらは3万3000円(税別)。パソコンに比べるとお手頃だ
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図3 デザイン違いのパソコンも多数ある。「橘」は津軽塗りの技法に基づいた「ひねり模様」と鮮やかな色使いが特徴。価格は72万円(税別)
図3 デザイン違いのパソコンも多数ある。「橘」は津軽塗りの技法に基づいた「ひねり模様」と鮮やかな色使いが特徴。価格は72万円(税別)
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図4 「白偕(はくかい)」は表面に蒔絵技法を用い、表面にプラチナ粉でラインを入れたモダンなデザイン。お値段は120万円!
図4 「白偕(はくかい)」は表面に蒔絵技法を用い、表面にプラチナ粉でラインを入れたモダンなデザイン。お値段は120万円!
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