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 去る2009年2月18日、NTTコミュニケーションズの子会社で、海底ケーブル敷設・修理事業を手がけるNTTワールドエンジニアリングマリン(NTT WE マリン)は、同社の海底ケーブル敷設船を報道関係者に公開した。

 海底ケーブル敷設船とは、電話やインターネットに利用する通信ケーブルを海底に敷設するための専用船だ。日頃、意識することは少ないが、島と島、あるいは国と国は、海を挟み、物理的なケーブルでつながっている。このケーブルを海底に埋設するのが海底ケーブル敷設船なのだ。

 はっきり言って、ケーブル敷設船の内部を見学できる機会は非常に珍しい。なぜなら、ケーブル敷設船はとても忙しいからだ。日本国内でケーブル敷設船を保有しているのは、NTT WE マリンとKDDIの子会社国際ケーブル・シップの2社だけ。そしてその両社の船は、通信事業者からケーブル敷設の依頼が入ったり、地震などによる故障の知らせが入ったりすると、即座に現場に急行し、数カ月にわたって、洋上の作業に当たることも少なくないのである。それを見学できるとは何よりの好機と、NTT WE マリンの横浜本社へ向かった。

 今回、NTT WE マリンが公開したのはケーブル敷設船「すばる」である。NTT WE マリンは、現在、すばると「C/S VEGA」という2隻のケーブル敷設船を保有している。このうち、すばるは数千kmに及ぶ大規模な敷設作業もこなせる大型船だ。通常はNTT WE マリンの長崎事務所に停泊しているが、この日は古くなった海底ケーブルの回収を終え、横浜本社の港に戻ってきていた。

すばるは全長124m、幅21m、深さ7m、総トン数9557トン。大きすぎて、手持ちのカメラでは全体を撮るのは無理。ということで、まずは船首側から撮影
すばるは全長124m、幅21m、深さ7m、総トン数9557トン。大きすぎて、手持ちのカメラでは全体を撮るのは無理。ということで、まずは船首側から撮影
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こちらは船首側から船尾に向かって撮った写真
こちらは船首側から船尾に向かって撮った写真
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