前回の記事では、ショップの店員が注目するHDビデオカメラを紹介した。HDムービーはキレイに撮影できてあたりまえ。それぞれが搭載するスペシャルな機能を見極めて選ぶと自分にあった1台が見つかる。今回は、2009年春夏のHDムービーが搭載する注目の機能を解説するとともに、最新製品6台を一挙に紹介する。
HDD容量、ちょっとした旅行なら120GBで十分
この春夏モデルでは、高画質で長時間録画できるHDDモデルが増えた。容量が多いほど長時間の録画ができるが、相応に価格も上がる。基本性能は同じでHDD容量の違いで機種選びができるソニーの「HDR-XR500V(120GB)と HDR-XR520V(240GB)で録画時間を比較すると、最高画質の場合、XR500Vで14時間30分、XR520Vなら29時間10分も録画できる。
ちょっとした旅行なら、120GBで十分におつりがくる。2泊程度の旅行ならその半分の60GBでも不足は感じないはずだ。またどんなにHDDに容量があっても付属バッテリーで撮影できるのは1~2時間程度ということも頭に入れておきたい。HDD容量は予算があるなら大容量を選べばいいが、そうでないなら60GB程度あれば不足はないと考えておきたい。
Wメモリー対応なら安心
メモリー方式はHDD方式に比べてコンパクトに設計しやすいが、内蔵メモリーの容量がHDDタイプよりも少なく、撮影時間が短いのがボトルネックだった。そこで登場したのが、本体内のメモリーと着脱可能なメモリーの両方に対応するWメモリー方式。
Wメモリータイプは内蔵メモリーに加え、メモリースロットを搭載することで、メモリーの増量ができる。バッテリーの駆動時間を考えれば、1泊程度の旅行なら内蔵メモリーだけでも十分に撮影できる。