かねてから話題に上っていたデルのモバイルノート「adamo」がついに登場した。adamoとは、ラテン語で「新しい愛の始まり」を意味するという。一目ぼれしそうなデザインを強調したネーミングなのであろう。今回は「パール・ホワイト」の下位モデル「ADMIRE」をレビューする。
注目のボディーは、16.4mmというフラットな薄さで、まるで板のようだ。単に薄いだけでなく、質感や剛性感へのこだわりから、アルミを削りだして作られている。
細部は、確かに目を奪われる完成度の高さだ。ボディーは、1枚の板からくりぬいたようなスタイルになっており、パームレスト部分から側面まで、継ぎ目が見当たらない。
天板などにはエッチング加工を施し、ヒンジの後ろの部分は、ランダムに開けた穴がデザインになっている。さらに、キーボードのフチのエッジは、金属を磨き上げたようにキラキラと輝く。
さすがは金属製らしく、触れるとエッジが効いた硬さを実感できる。ひんやりした手触りが所有欲をくすぐる。
もちろん、全体的なデザインは好みが分かれるだろう。白(PEARL)は女性にも受け入れやすい優しい印象だが、黒(ONYX)は、一転してガンメタリックのようなハードなイメージで、表面の仕上げも異なる。
デザインが好みなら、愛着を持って、末永く使えるボディーであることは間違いない。