ゴールデンウィークでもあるし、今回は、ちょっと軽い話題にしてみましょう。米国のメディアなどによれば、オバマ米大統領は従来からBlackBerryユーザーで、常にBlackBerryでメールのやり取りをしているとのこと。ところが、大統領に就任したため、BlackBerryが利用できなくなってしまったそうです。
オバマ大統領もBlackBerryユーザー
しかし、その後の報道によると、再びBlackBerryが使えるようになったようです。さて、このオバマ大統領が使っているBlackBerryは、どの機種なのでしょうか?
Googleで海外の報道などを検索すると、機種名を記載した記事もありますが、何種類かあり、どれが正しいのか分かりません。
それで、まずはオバマ大統領が写っている画像から、BlackBerrを使っているシーンを探すことにしました。いろいろと試した結果、一番役に立ったのはGoogleの画像検索。キーワードに「Obama BlackBerry」と指定すると、いくつか写真が出てきました。
このうち、BlackBerryも明確に写っているのは、丸を付けた写真です。
まず、最初の写真。これを見ると、明らかに右側面のホイールに指をかけています。つまり使っている機種は、最近のトラックボールを採用した機種ではなく、日本でも販売している8707hと同系列の8700シリーズとなります。もちろん、これ以前の機種の可能性もありますが、少し古い製品になってしまうため、現在では使っていないと考えられます。また、写真を見ると、使っているBlackBerrは8707hに似ているようです。
ここで、米国で販売している8700シリーズを調べてみます。BlackBerry.comで米国を選び、そのデバイスのページを見ると、米国で販売している8700シリーズは、全部で5機種です。これらは、GSMやCDMA2000、3G対応などの違いがあり、また、携帯電話ネットワーク事業者により扱いが違っています。
キャリアを確認すると、「AT&T」「T-Mobile」「Sprint」「Verizon」などがあります。このうち、T-Mobileはドイツテレコムが親会社なので、米国大統領が使うキャリアに選ぶ可能性は低そうです。「8707G」は、NTT DoCoMo USAの扱いなので、これも使っている可能性は低いと考えていいでしょう。
また、SprintとVerizonは、CDMA2000系です。大統領になろうという人は、海外でも国内と同じ環境で携帯電話を使いたいででしょうから、そのまま国際ローミングができないCDMA2000系の可能性は低いと考えます。
使っている可能性が高いキャリアは、AT&T Wirelessとなります。米国の大手キャリアですし、GSM方式なのでEdgeによる高速通信が使えます。カバー範囲も広く、世界中の大半の国(日本と韓国以外)で利用できます。このページにある機種で、3Gに対応しているのは8707Gだけです。