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MSが中古パソコン向けにWindowsを格安提供

 昨年6月にWindows XPパソコンの販売が終了。ネットブックを除き、XPの入手が難しくなった[注1]。そんな事情を反映してか、XPパソコンが買える中古市場に注目が集まっている。

 この中古パソコン市場に、「MARプログラム」という仕組みが4月から導入された。これにより、お買い得の中古XPパソコンが続々と登場している(図1)。

OSの無い中古パソコンが、MARプログラムで生まれ変わる!
【マイクロソフトが格安OSを特別提供!激安な中古PCが続々登場】
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 MARとは、「マイクロソフト・オーソライズド・リファービッシャー」の略で、「マイクロソフト認定の再生事業」の意味。リカバリーディスク紛失などの理由でOSが無い中古パソコン向けに、正規版のWindows XPが中古パソコン事業者に提供される制度だ[注2]。パッケージ版のWindows XPは2万円以上したが、MARプログラムでの価格は「ディスクとラベル製作の実費程度」(マイクロソフトコマーシャルWindows本部の伊田聡輔シニアプロダクトマネージャ)と破格だ。

 これにより、ユーザーはOS付きの中古パソコンを格安で入手できるようになった。例えば、中古パソコン事業者のパシフィックネットでは、6980円の中古デスクトップパソコンを販売。ノートパソコンも1万円台から買える。それ以外の機種も、通常のOS付き中古パソコンより数千円安い。

 これまで、OS無しの中古パソコンはそのままの状態で安く販売されていた(図2)。その場合、購入者がOSをインストールしなければならないが、パッケージ版のWindows XPは既に昨年の6月に販売を終了しており、入手が困難。インストールに手間もかかり、初心者には敷居が高かった。

図2 これまで、リカバリーCDを紛失した中古パソコンは“OS無し”のまま、上級者向けとして販売されていた
図2 これまで、リカバリーCDを紛失した中古パソコンは“OS無し”のまま、上級者向けとして販売されていた

 また、ネットオークションなどでは、不正コピーされた“海賊版”のWindowsが一部に流通しており、それをインストールしてトラブルも発生していた。MARプログラムなら、正規のOSがプリインストールされるため、こうした問題が解消される。

 MARプログラムの中古パソコンには、XPのCDと新しいプロダクトキーが付属する(図3、図4)。XPのサポートが完全に終了する2014年4月までは、普通のパソコンと同様に使える。

【「再生中古PC用」のWindows XPが付属する】
図3 MARプログラムが適用されているパソコンには「再生中古PC用」のインストールCDが付属する。中身は通常のWinows XPと同じディスクだ
図3 MARプログラムが適用されているパソコンには「再生中古PC用」のインストールCDが付属する。中身は通常のWinows XPと同じディスクだ

図4 パソコンの本体には、新しいプロダクトキーが記載されたラベルが貼付される。最初の起動時に、このプロダクトキーでライセンス認証する
図4 パソコンの本体には、新しいプロダクトキーが記載されたラベルが貼付される。最初の起動時に、このプロダクトキーでライセンス認証する

[注1] ビスタ・ビジネスを搭載したパソコンを「ダウングレード」して、XPプロフェッショナルをインストールすることはできる

[注2] MARプログラムを実施する再生PC事業者は「ソフマップ」や「PCNET」など9社ある。マイクロソフトのウェブサイトで確認できる