PR

 ネットブックに採用されているCPUの「Atom」は、ソニーの開発陣にとっては、新しいモバイルノートを作れる魅力的なパーツだという。特に、Atom Zシリーズには大きな可能性を感じているそうだ。確かに、昨年は、ポケットに入るモバイルノートVAIO Pを投入して世間をあっと言わせた。

 次に投入してきたのが、今回のVAIO Xである。11.1型液晶を搭載して13.9mmの極薄ボディーは765gの軽さ。さらに、バッテリー駆動は約10時間。こういったスペックだけを聞いたらまさか冗談かと思う、まるで夢のような製品だが、これを実現したのだから驚く。さらに、製品を手にすると、誰もが感心せずにはいられないだろう。

 最薄部が13.9mmなのではなく、突起を除くと全体がフラットに薄いのだ。これまで、極薄のノートが登場するたびに「まるで板のようなノートだ」という表現をしてきたが、VAIO Xこそが、板である。日経ベストPCのような一般的な雑誌と比べても、若干小さく薄いのだ。まさに、ノート同様のサイズで、これこそが真の「ノートパソコン」と、思わずひざを打ちたくなった。

 このサイズを実現したのは、電力消費が少なく、発熱量の少ないAtom Zがあってこそだ。もちろん、それだけでここまでダウンサイジングはできない。片面実装基板を開発し、内部のレイアウトを最適化することで、実現しているのだ。

 極薄軽量な代わりに、各部を犠牲にしているノートはこれまでにもあった。だが、VAIO Xは、モバイルに必要な部分を割り切ることをしていないのが驚く。例えば、プレゼンに必須なディスプレイや有線LAN端子を搭載しているのだ。

ソニーの「VAIO X VPCX118KJ/B」。ボディーカラーはブラック。実売価格は約11万円の見通し
ソニーの「VAIO X VPCX118KJ/B」。ボディーカラーはブラック。実売価格は約11万円の見通し
[画像のクリックで拡大表示]
日経ベストPC本誌より小さくて、しかも薄い。まるで“ノート”のようなパソコンなのである
日経ベストPC本誌より小さくて、しかも薄い。まるで“ノート”のようなパソコンなのである
[画像のクリックで拡大表示]
ボディーはフラットに薄く、液晶はさらに薄い
ボディーはフラットに薄く、液晶はさらに薄い
[画像のクリックで拡大表示]