PR

7の発売後1週間はXP搭載機が8割のシェア

 格安ミニノートのネットブックが登場して、もうすぐ2年。今ではノートパソコン全体の2~3割を占める主力商品だ。

 これまでネットブック用OSの定番と言えば、「ウィンドウズXPホーム」だった。しかし、2009年10月にウィンドウズ7が登場。ネットブックでも、新しい「7スターター」をインストールした製品が主流になっている。

 7スターターは、ネットブックのような性能の低いパソコンでも動くように、通常の「7ホームプレミアム」から機能を削り、価格を抑えたOSだ。例えば、ウインドウの枠を半透明にして表示する「ウィンドウズエアロ」などの機能が使えない。

 この制限をなくすため、一部のメーカーでは、7ホームプレミアムを搭載したネットブックを上位機種として販売している。

XPのネットブックもしばらくは併売されるため、今から購入する人は、3種類のOSが選べる状態になっている(図1)。どれを購入すればよいのだろうか。

図1 10月から、「7スターター」を搭載したネットブックが一斉に発売された(左図)。メーカーによっては、従来のXP版を継続販売したり、上位版として「7ホームプレミアム」の搭載機も販売している(右図)
図1 10月から、「7スターター」を搭載したネットブックが一斉に発売された(左図)。メーカーによっては、従来のXP版を継続販売したり、上位版として「7ホームプレミアム」の搭載機も販売している(右図)
[画像のクリックで拡大表示]

 7スターターが劣っているのは、複数のディスプレイをつなげて利用する「マルチモニター」機能が弱いことと、壁紙などの変更ができないことだ(図2)。ただ、マルチモニター機能は、プレゼンテーションをする人以外は必要ない。壁紙が変えられないことが気にならないなら、検索機能や省電力機能がXPより向上している7スターターの製品がお薦めだ。

図2 3種類のネットブックは仕様や機能が少しずつ異なる。スターターの弱点は、マルチモニター機能が弱いこと。なお、「7スターター」からOSだけ「7ホームプレミアム」にアップグレードするには9200円かかる
図2 3種類のネットブックは仕様や機能が少しずつ異なる。スターターの弱点は、マルチモニター機能が弱いこと。なお、「7スターター」からOSだけ「7ホームプレミアム」にアップグレードするには9200円かかる
[画像のクリックで拡大表示]

 一方、少しでも安く買いたいなら、今のうちにXPのネットブックを購入したほうがよい。HDD容量は少ないが、その分7搭載機より安く購入できるからだ。XP版をいつまで販売するかは、決めていないメーカーが多い。

 実のところ、7の発売後1週間の売り上げでは、XPホームのネットブックが79.1パーセントと圧勝だった[注]。ただ、これはOSが切り替わるタイミングで、XPのネットブックが大幅に値下がりしたためという見方が強い。本当の勝負はこれからだ。

 

[注]BCN調べによる、10月26日~11月1日のネットブックの販売台数。ちなみに、7スターターが10.5%、7ホームプレミアムは5.2%だった