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 米インテルやオムロンヘルスケア、シャープ、パナソニックなど227法人が推進する、医療のIT化を目指す団体「コンティニュア・ヘルス・アライアンス」の取り組みが進んでいる(図1)。

●会員法人は200超に
図1 コンティニュア・ヘルス・アライアンスは、米インテルなど22社が2006年6月に設立。同年11月にはインテル、エー・アンド・デイ、オムロンヘルスケア、コナミスポーツ&ライフ、シャープ、松下電器産業(現パナソニック)が日本地域委員会を発足させた。その後3年半が経過し、現在の会員法人数は200を超えている
図1 コンティニュア・ヘルス・アライアンスは、米インテルなど22社が2006年6月に設立。同年11月にはインテル、エー・アンド・デイ、オムロンヘルスケア、コナミスポーツ&ライフ、シャープ、松下電器産業(現パナソニック)が日本地域委員会を発足させた。その後3年半が経過し、現在の会員法人数は200を超えている
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 医療のIT化とは、血圧計や心電図計、体重計などの医療機器に通信モジュールを取り付け、患者の状態をリアルタイムに把握したり、病状や病因を分析したりと活用すること。従来の医療のIT化は、メーカーごとに医療機器のデータ形式が統一されておらず、複数メーカーの医療機器の混在利用は難しかった。

 そこで同アライアンスは、機器間通信のプロトコルやデータの形式などをガイドラインとして標準化し、メンバー企業がそのガイドラインに沿った医療機器を開発する。これにより、異なるメーカーの医療機器を組み合わせて使える環境を整える(図2)。「従来、機器間接続のプロトコルを統一するには、単一メーカーの製品で統一する必要があった。特定のメーカーに囲い込まれた機器・サービスが、医療業界の中で乱立するのは良いことなのか。オープンにすることで、医療機器以外のセンサーなども組み合わせて詳細なデータを収集したり、今まで存在しなかった新しい医療サービスを生み出したりと、さまざまな可能性が生まれる」と、同アライアンスを国内で推進するインテル デジタルヘルス事業部 事業開発部長の田上信介氏はアライアンスの意義を強調する。

●異なるメーカーの機器を相互接続して活用
図2 コンティニュア・ヘルス・アライアンスは、機器間の相互接続のためのガイドラインを策定・改定している。これにより、異なるメーカーの医療機器同士をつなげて高度な医療情報システムを構築したり、家庭向けの機器をつなげて在宅での健康管理に役立てたり、それらのデータを収集して新たな治療法や薬の開発の資料として使ったりすることを目指す
図2 コンティニュア・ヘルス・アライアンスは、機器間の相互接続のためのガイドラインを策定・改定している。これにより、異なるメーカーの医療機器同士をつなげて高度な医療情報システムを構築したり、家庭向けの機器をつなげて在宅での健康管理に役立てたり、それらのデータを収集して新たな治療法や薬の開発の資料として使ったりすることを目指す
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