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 ネットブックのブランドとしてお馴染みのASUS「Eee PC」シリーズ。新たにラインアップされた「Eee PC 1201T」はシリーズ初の12.1型液晶とAMD製CPUを搭載した携帯ノートで、AtomとWindows 7 Starterを搭載する一般的なネットブックではない。

 今回は3万~6万円台の価格帯にあるネットブックやCULVノートと比較しつつ、実力をチェックしてみたい。

Eee PC 1201T。実勢価格は5万2980円。
Eee PC 1201T。実勢価格は5万2980円。
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グラフィックスの性能が高い

 価格で見るとネットブックより高価で、CULVノートよりも安いという中間ポジションにある。果たして性能面でも中間なのか、基本性能からチェックしてみよう。

 OSは32ビット版Windows 7 Home Premiumを採用。

 CPUはAMDのAthlon Neo MV-40(1.6GHz)を搭載しており、シリーズ初のAMD製CPU採用モデルとなる。現行のネットブック向けAtom N450(1.66GHz)よりもパフォーマンスは高い。

 グラフィックスは、チップセットAMD M780Gに統合されたRadeon HD 3200。描画能力の面でもネットブックに勝り、動画やゲームなどを滑らかに再生できるのがウリだ。

 基本性能を見る限り、ネットブックよりは上と考えてよさそうである。では、ボディーや液晶サイズが同等で、価格も近いCULVノートと比べてはどうだろうか。Celeron SU2300(1.2GHz)を搭載したCULVノートの低価格モデルと比べてみたい。

 動作周波数はシングルコアのAthlon Neo MV-40が1.6GHz。一方のCeleron SU2300は1.2GHzだが、デュアルコアである。

 まずは、Windowsのエクスペリエンスインデックスのスコアを見てみよう。

Eee PC 1201Tのエクスペリエンスインデックスのスコア。
Eee PC 1201Tのエクスペリエンスインデックスのスコア。
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Celeron SU2300(1.2GHz)を搭載したCULVノートのエクスペリエンスインデックスのスコア。
Celeron SU2300(1.2GHz)を搭載したCULVノートのエクスペリエンスインデックスのスコア。
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 プロセッサのスコアはAthlon Neo MV-40が「3.1」、Celeron SU2300は「3.9」という結果だ。CPU自体のパフォーマンスはCULVノートが上のようである。

 一方、グラフィックスは異なる結果だ。「ゲーム用グラフィックス」の項目はCeleron SU2300&GMA 4500MHDが「3.4」に対し、Athlon Neo MV-40&Radeon HD 3200は「4.6」と大きく上回っている。

 ベンチマークソフト「CrystalMark 2004R3」(ひよひよ氏作、フリーソフト)を使ったテストでも、「D2D」と「OGL」といった2D、3Dの描画能力が上回る結果となった。

 結果から見ると、エンターテインメントマシンとしては本機が優れていて、CULVノートが必ずしも性能的に上とは言い難い。どちらが快適かはユーザーの使い方次第と言ったところである。

「CrystalMark 2004R3」のテスト結果。Athlon Neo MV-40搭載のEee PC 1201Tは「D2D」と「OGL」のスコアが高い。
「CrystalMark 2004R3」のテスト結果。Athlon Neo MV-40搭載のEee PC 1201Tは「D2D」と「OGL」のスコアが高い。
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Celeron SU2300、32ビット版OS搭載のCULVノートの「CrystalMark 2004R3」結果
Celeron SU2300、32ビット版OS搭載のCULVノートの「CrystalMark 2004R3」結果
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