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デジタルフォトフレームの枠を超えた画期的な新製品登場

 扉を開くと、BGMが流れて位牌(いはい)や線香、遺影が次々と画面に映し出される─。実はこれ、11月に発売予定の「デジタル仏壇」という最新型の仏壇だ(図1)。価格は13万5000~18万円。発売前からテレビや新聞で取り上げられ、大きな話題になっている。

 仏壇の中身は、実はどこにでもある7型のデジタルフォトフレーム。SDカードに記録された戒名や故人の写真を、数秒から数10秒の間隔で画面に映し出す仕組みだ。表示する内容は、ユーザーが付属ソフトを使ってパソコン上で設定する。命日や戒名、写真(最大50枚)などを指定すると、自動でSDカードに書き込まれる。

図1 デジタル仏壇の扉を開くと、縦800×横480ドットの7型液晶が現れる。ここに、位牌や線香、遺影などが次々と表示される(右図)。表示する内容は、付属のソフトを使ってパソコン上で設定する(上図)
図1 デジタル仏壇の扉を開くと、縦800×横480ドットの7型液晶が現れる。ここに、位牌や線香、遺影などが次々と表示される(右図)。表示する内容は、付属のソフトを使ってパソコン上で設定する(上図)
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 一見、冗談半分で作られたようにも思えるこの仏壇。開発したのは、葬儀社でも仏具店でもない。長野県松本市にある「デザイン計画」[注1]という広告代理店だ。「2年前、デジタルフォトフレームの人気が出始めたころ、これに何か付加価値を付けて売り出せないか議論になり、思いついたのが仏壇だった」(営業部の榑沼基章プロジェクトリーダー)という。

 デジタル仏壇は、単にフォトフレームを応用しただけの製品ではない。住宅事情を反映した、画期的な新製品ともいえる。というのも、外形寸法は幅30×奥行き18×高さ40センチ[注2]程度と小さく、置き場所に困らない。また、使うのは電気だけでろうそくも線香も必要ない。そのため火や煙が出ず、火事になる心配がない。

 さらに、デジタル仏壇の上位モデルはネットワーク通信型で、一人暮らしの高齢者をサポートする機能が付く(図2)。一定期間、仏壇の扉を開かないと、その家族にメールが届くように設定できる。これにより、高齢者の安否の確認を促すというわけだ。

 開発元のデザイン計画によると「発売時点の受注は300台を見込んでおり、年間の販売目標は5000台」という。お寺や葬儀社、仏壇・仏具店の反応は「デジタル化もここまで来たか」と驚きと同時に好意的に受け止められており、ブームに火が付く兆しはある。

 同社ではこのほかにも、ペット用のデジタル仏壇の製品化も予定している。デジタルフォトフレームは“写真立て”の枠を超えて、これからさまざまな形に進化していきそうだ。

図2 無線LAN機能を搭載したネットワーク通信型モデルも発売する予定。指定の期間、デジタル仏壇の扉を開かなかった場合、家族へメールが届き、安否の確認を促す仕組みだ
図2 無線LAN機能を搭載したネットワーク通信型モデルも発売する予定。指定の期間、デジタル仏壇の扉を開かなかった場合、家族へメールが届き、安否の確認を促す仕組みだ
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[注1] デザイン計画の問い合せ先はTEL0263-92-8500、デジタル仏壇の専用サイトはhttp://www.digital-butsudan.jp/
[注2] 図1で紹介している機種、「DBS-7WB」の場合