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 街中で見かけるようになった「電子看板(デジタルサイネージ)」。ただ映像を流すだけでなく、視聴者の属性を判断するなど、機能が充実してきている。企業が顧客とのコミュニケーションを取る新たな手段として、注目が集まっている。

 三井不動産とYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は、商業施設「ららぽーと柏の葉」で実施した実証実験中、デジタルサイネージの端末を設置した(図1)。特徴は、テナントからのコメントなどをリアルタイムで配信するだけでなく、利用客がコメントを投稿する機能も備える“双方向性”だ。施設に関するクイズに回答するイベントは、2週間で約2400人の参加があったという。

【クーポン配信にコメントの投稿も】
図1 2010年9月に「ららぽーと柏の葉」で実証実験されたデジタルサイネージ端末。テナントからのコメントや、割引クーポンなどを配信するほか、利用者が感想などのコメントを残す機能もあり、双方向でのコミュニケーションが可能
図1 2010年9月に「ららぽーと柏の葉」で実証実験されたデジタルサイネージ端末。テナントからのコメントや、割引クーポンなどを配信するほか、利用者が感想などのコメントを残す機能もあり、双方向でのコミュニケーションが可能

 JR東日本ウォータービジネスが品川駅と東京駅に一部導入した自動販売機も、デジタルサイネージによるコミュニケーションを狙う(図2)。待機時は、気温などに応じた画面を表示。人が近付くと顔認識で属性を判断し、お薦めの飲料を提示する。その情報はマーケティングにも活用が可能。一般の自動販売機に比べ、3倍ほどの売り上げがあるという。2011年3月までに100台、2年以内に500台の設置を目指す。

【気温や天気に応じたお薦め商品を表示】
図2 デジタルサイネージ付き自動販売機(左)。飲料のボトルなどを飾る部分が、そっくりディスプレイになっている。気温や天気などに応じて流すコンテンツを変えたり、近付いた人の性別や年齢などの属性を判断し、お薦めを表示したりする。飲料を選択すると、製品のコメントとともに製品写真が大きく表示される(上)
図2 デジタルサイネージ付き自動販売機(左)。飲料のボトルなどを飾る部分が、そっくりディスプレイになっている。気温や天気などに応じて流すコンテンツを変えたり、近付いた人の性別や年齢などの属性を判断し、お薦めを表示したりする。飲料を選択すると、製品のコメントとともに製品写真が大きく表示される(上)
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