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スマートフォンの新製品が続々登場

 スマートフォン市場がかつてない過熱ぶりを見せている。アンドロイド搭載の「GALAXY S」(図1)がNTTドコモから、「IS03」(図2)がauから発売。ソフトバンクも来春までに、「HTC Desire HD」をはじめ6機種を投入する。

図1 ドコモの新製品GALAXY S。Flash対応のアンドロイド2.2搭載。ディスプレイはスーパー有機EL採用
図1 ドコモの新製品GALAXY S。Flash対応のアンドロイド2.2搭載。ディスプレイはスーパー有機EL採用

図2 auの新製品IS03。無料通話を可能にするアプリ「Skype」を標準搭載。ワンセグなどの機能も
図2 auの新製品IS03。無料通話を可能にするアプリ「Skype」を標準搭載。ワンセグなどの機能も

 現在日本のスマートフォン市場はアイフォンが圧倒的強さを見せシェアは約8割。2010年度4~9月期の出荷台数でも、総数(223万台)の約6割を占めた。

 ただしユーザーは現状に満足しているわけではない。MMD研究所の調べによると、スマートフォンユーザーの約6割が「Flash非対応」に対して不満を抱き、「電波状況の改善」「おサイフケータイの対応」「赤外線通信の対応」を望むユーザーも約45~47%前後に上る。これらは、主にアイフォンユーザーの不満でもあり、こうした背景があって注目の2機種が登場。

 アンドロイド2.2搭載のGALAXY SはFlashに対応し、ドコモの充実した通信網が強み。IS03はアンドロイド2.1ながら、おサイフケータイ、赤外線通信、ワンセグなどに対応し、「全部入り」をアピール。“禁断のアプリ”とされる「Skype」も搭載された。

 Windows Mobileの後継「Windows Phone 7」搭載スマートフォンの日本での発売は未定で、同陣営は完全に水をあけられた。

図3 OS別に見ると、日本での主流はiOS、アンドロイド、Windows Mobileに大別される。日本版のiPhoneはソフトバンクの回線でしか使えない。アンドロイド、Windows Mobileは3キャリアとも搭載製品がある。auは来春までに、アンドロイド搭載のIS04、IS05も発売する予定
図3 OS別に見ると、日本での主流はiOS、アンドロイド、Windows Mobileに大別される。日本版のiPhoneはソフトバンクの回線でしか使えない。アンドロイド、Windows Mobileは3キャリアとも搭載製品がある。auは来春までに、アンドロイド搭載のIS04、IS05も発売する予定
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