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 富士通は、発売を延期していた15.6型液晶ノートの「LIFEBOOK AH」シリーズ、13.3型液晶ノートの「LIFEBOOK SH」シリーズ、液晶一体型デスクトップの「ESPRIMO FH」シリーズなどの出荷を、2011年2月26日から開始する。これは、1月31日(米国時間)に米インテルが発表した「Intel 6」シリーズのチップセットの不具合によって、出荷停止となっていた春モデルの一部。

 インテルでは、「Core i5-2520M」や「Core i3-2310M」などの1月に発表した第2世代Core iシリーズのCPUと組み合わせて使うIntel 6シリーズのチップセットに、時間の経過とともにSerial ATA(SATA)の6つあるSATAポートのうち3Gbpsに対応する2~5番において、機能的な問題が発生する可能性があると発表。6Gbpsにも対応するSATAポート0と1のみを使用しているシステムの場合はこの問題の影響を受けないとしていた。

 春モデル発表直後の問題発生にパソコンメーカー各社には激震が走った。春商戦に商品供給が間に合わないという懸念もあったからだ。だが、インテルが不具合を修正した新たなチップセットの出荷を公表。さらに不具合が発生したチップセットも当該ポートを利用しなければ問題がないことが分かり、同チップセットの出荷も再開。現在、各社が再出荷に向けた準備を進めているところだ。

 そのなかで、多くのパソコンメーカーの再出荷予定日が3月10日以降となっているのに対して、富士通は他社に先駆けて、2月26日から再出荷することになる。実は、この裏には、「MADE IN JAPAN」を標榜する富士通ならではのモノづくりがあることが見逃せない。富士通パーソナルビジネス本部の齋藤邦彰本部長は、「日本での開発、生産にこだわってきた富士通の特徴が生かされた事例のひとつ」と、早期再出荷を実現した体制に自信をみせる。

富士通パーソナルビジネス本部の齋藤邦彰本部長
富士通パーソナルビジネス本部の齋藤邦彰本部長
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 富士通は、神奈川県川崎市の川崎工場で製品開発を行い、島根県斐川町の島根富士通でノートパソコンの生産を、福島県伊達市の富士通アイソテックでデスクトップパソコンの生産を行っている。