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 米アップルは3月7日(米国時間)、タブレット端末の新製品「iPad」を発表、米国や日本で3月16日に発売した。「iPad 2」の後継製品で、名称はシンプルに「iPad」と名付けられた。外観にはほとんど変化がないものの、高精細ディスプレイと500万画素のカメラを新たに搭載し、見たり撮ったりする際の“画質”を大幅に強化しているのが特徴だ。そのほか、高速通信への対応などの機能強化も施した。

図1 新型iPadを発表する米アップルのティム・クックCEO。「どの企業がiPadより優れたものを出すのか考えるのはやめた方がよい。iPad 2より優れたものを出すのはアップルだ」と新製品に自信を見せた
図1 新型iPadを発表する米アップルのティム・クックCEO。「どの企業がiPadより優れたものを出すのか考えるのはやめた方がよい。iPad 2より優れたものを出すのはアップルだ」と新製品に自信を見せた
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 最大の特徴は同社が「Retina(レティナ=網膜)ディスプレイ」と呼ぶ高精細液晶ディスプレイ。9.7型画面で2048×1536ドットという高解像度で、画素数は310万となる。iPad 2に比べて解像度は縦横とも2倍、画素数は4倍に増えている。彩度が従来機より大幅にアップするなど画質も向上した。Retinaディスプレイは既にiPhone 4/4Sでも使われているが、iPadの大型ディスプレイには今回初採用となった。

●外観はiPad 2と変わらず、完成度高める
図2 2048×1536ドットの超高解像度な「Retinaディスプレイ」を搭載したアップルの新型「iPad」
図2 2048×1536ドットの超高解像度な「Retinaディスプレイ」を搭載したアップルの新型「iPad」
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 そのディスプレイを従来機のものと見比べると、明らかに違いが分かる。画素が緻密なため、目を凝らしても液晶画面特有のギザギザ感が全くない。画面に並ぶアイコンや文字などは細部まで滑らかに表示されており、自然でくっきりしている。「マップ」アプリで地図を見ると、拡大表示しなくても細かい地名、細い路地などが読み取れる。iPadは電子書籍の閲覧などにも多く使われており、高精細なRetinaディスプレイ採用は「紙の印刷物を見る」イメージに近づけることを狙ったものといえるだろう。

●比べるとその差は歴然の「Retinaディスプレイ」
図4 新型iPadの一番の特徴が高解像度な「Retinaディスプレイ」。1024×768ドットのiPad 2に比べると違いは一目瞭然だ。解像度だけでなく、彩度も44%上がっている。高解像度を滑らかに処理するために、4コアグラフィックスを搭載したデュアルコアCPU「A5X」を搭載する
図4 新型iPadの一番の特徴が高解像度な「Retinaディスプレイ」。1024×768ドットのiPad 2に比べると違いは一目瞭然だ。解像度だけでなく、彩度も44%上がっている。高解像度を滑らかに処理するために、4コアグラフィックスを搭載したデュアルコアCPU「A5X」を搭載する
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