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製品、パッケージ、空間デザインなど300件超

 アップル製品の特徴的なデザインは、アップルの成長を後押してきた重要な要素。その源にあったのは、スティーブ・ジョブズ氏のデザインに対する並々ならぬこだわりだ。そんなこだわりが、ジョブズ氏が名を連ねる多数のパテント(特許)から伺い知ることができる。

 アップルが権利者になっているパテントのうち、開発者の欄に「Steve Jobs」もしくは「Steven P.Jobs」と確認できるものは現時点で300件以上もある。その大半は「utility patent」と呼ばれるいわゆる特許ではなく、製品形状に関するデザインパテントだ。その多くは、1981年に発売した「アップルIII」や、ジョブズ氏のアップル復帰を印象付けた初代「iMac」、音楽の聴き方を大きく変えた「iPod」、タッチスクリーンで操作するスマートフォンを確立した「iPhone」など、革新を起こし続けてきたアップル製品に関するデザインパテントだ。

 製品だけでなく周辺機器やアクセサリーであるPC用電源アダプターやiPod、iPhoneのパッケージ、さらには、アップルストアの階段やファサードのデザインでもデザインパテントを取得していることが、ジョブズ氏のデザインへのこだわりを強く示している。また、iPodの操作方法や、iPhoneのビジュアルボイスメールなどの特許にもジョブズ氏の名前を確認できる。

 生涯にわたりイノベーションを追求し続けたジョブズ氏が遺したパテントからは、デザインに対する執着心だけでなく、イノベーションにおけるデザインの重要性を強く感じ取ることができる。