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 従来は十数時間にもおよぶインターネットの“空白地帯”だった国際線フライト。機内Wi-Fiがあれば普段と変わらずメールで連絡を取ったり、資料を参照したりできる。

 日本航空が7月に国際線で有料のインターネット接続サービス「JAL SKY Wi- Fi」(図1)を開始した。

●通信衛星を使ったシステムでWi-Fi接続が可能に
図1 日本航空の機内Wi-Fiサービス「JAL SKY Wi-Fi」の仕組み。システムは米パナソニック アビオニクス コーポレーションの「eXConnect」を利用する。静止衛星を使い、地上基地と交信する(左)。機体上部の盛り上がった部分にアンテナを格納する(右)
図1 日本航空の機内Wi-Fiサービス「JAL SKY Wi-Fi」の仕組み。システムは米パナソニック アビオニクス コーポレーションの「eXConnect」を利用する。静止衛星を使い、地上基地と交信する(左)。機体上部の盛り上がった部分にアンテナを格納する(右)
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 同社が機内Wi-Fiサービスを手掛けるのは実は2度目。2004年に開始したが、サービス事業者である米ボーイングが撤退したため2年間で終了した。ここにきて再開できたのは、航空機へインターネット接続サービスを提供する新たな事業者が出てきたためだ。

 「スマートフォンやタブレットなどを持つ人が増え、ネット接続のニーズが高まっていた中、機内サービスの1つとして選択肢を増やしたかった」と、日本航空顧客マーケティング本部 商品サービス開発部開発グループの江幡考彦アシスタントマネジャーは再導入のきっかけを語る。航空機へのアンテナの取り付け、安全検証や許認可の申請などを含めて、準備に1年以上をかけた。7月15日、最初のWi-Fi便がニューヨークへ飛んだ。

 以降、対象となる航空便は250席がほぼ満席の状況で、JAL SKY Wi-Fi利用者は1便40~450人程度。ノートパソコンやタブレットを使い、メールなどの通信とWeb閲覧を目的とする利用が多い。機内で登録すればすぐに使える(図2、図3)。食事後の利用が多いが、速度低下などの問題は起こっていないという。

●機内でWi-Fiに接続すれば簡単に使い始められる
図2 JAL SKY Wi-Fiに端末をつなぐ際に表示されるポータル画面。料金プランを選び、必要事項を記入して利用登録する。空港の乗り継ぎ案内などは無料で利用できる。今後クーポン配布など、無料で楽しめるコンテンツを増やす方針
図2 JAL SKY Wi-Fiに端末をつなぐ際に表示されるポータル画面。料金プランを選び、必要事項を記入して利用登録する。空港の乗り継ぎ案内などは無料で利用できる。今後クーポン配布など、無料で楽しめるコンテンツを増やす方針
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図3 サービス提供に合わせ、JAL SKY Wi-Fiの料金プランや接続手順を案内するしおりを座席背面のポケットに入れている
図3 サービス提供に合わせ、JAL SKY Wi-Fiの料金プランや接続手順を案内するしおりを座席背面のポケットに入れている