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 2012年も残りわずか。今年もパソコンやIT関連では多くのニュースや出来事があった。日経パソコンは、パソコン活用サイト「PC Online」でのアンケートを基に、2012年の10大ニュースをまとめた。911人の回答者のうち、48.8%がパソコン歴20年以上のベテランユーザー。果たして、どのようなニュースを選んだのだろうか。

“身近な脅威”に票が集まる

 2011年の1位が「大企業や省庁へのサイバー攻撃」だったように、例年セキュリティや犯罪関係のニュースは注目度が高い。今年は3本がランク入りした。

 遠隔操作ウイルス事件(2位)は、インターネットの掲示板で、あるURLをクリックした人が、結果的に誤認逮捕されてしまった事件。身に覚えがないのに逮捕されるという冤罪(えんざい)事件だった。改正著作権法(4位)では、違法にアップロードされた音楽や映像をダウンロードすると、懲役刑の対象になる。「いつか自分も犯罪に巻き込まれるかもしれない」という脅威が、こうしたニュースの順位を押し上げたのだろう。ウイルスによる銀行サイト偽装(6位)も、多くの金銭的な被害があり、注目を集めた。

 その一方で、2012年はWindows 8(3位)、iPhone 5(5位)、小型タブレット(7位)、iOS 6(8位)、LINE(10位)など、多くの新製品/サービスが登場した年でもあった。タッチ操作への対応が売りのWindows 8を含めて、全てスマートフォンやタブレットに関連する製品/サービスだというのも今年の特徴だ。LINE以外の4製品は、いずれも下半期の7月~10月に登場したばかり。来年は真価が問われる。

 これらのニュースを抑えて1位になったのは、国内大手家電メーカーの赤字決算という、経済・産業分野のニュース。特にシャープは、台湾・鴻海精密工業との提携問題でも数多くの報道があった。本アンケートの実施期間が衆議院の解散後と重なり、日本経済の不振とその対策が多く議論されるようになったのも、このニュースを選ぶ人が多かった一つの原因だろう。

 その一方で、ソフトバンクがイー・アクセスに続いて米スプリント・ネクステルを買収する(9位)といった、元気な日本企業のニュースもランク入りしている。10位のLINEも国内企業の製品だ。

●読者が選んだ2012年のパソコン関連ニュース
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【調査概要】日経BPコンサルティングのWeb調査システムを使用し、PC OnlineのWebサイトとメールマガジンの利用者を対象として、11月16日~12月2日にアンケートを実施。編集部が提示した30項目のトピックから、10項目を選択してもらい、集計した。回答者数は911。平均年齢は53.0歳