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 これまで、出先でパソコンをインターネットへ接続するには、モバイルルーターか公衆無線LANを利用するのが一般的だった。そうしたモバイル通信の常識が変わってきた。手持ちのスマートフォンをルーター代わりに使う「テザリング」機能が急速に普及しつつあるからだ。

 テザリングとは、スマートフォンが搭載する3G(第3世代携帯電話)やLTE(long term evolution)の通信機能と無線LAN機能を使い、パソコンやタブレットからスマートフォン経由でインターネットへ接続する機能(図1)。数年前からテザリング対応のスマートフォンは存在していたものの、追加の料金が高い、通信が遅いなどの理由であまり浸透していなかった。最近になって、追加料金不要か低額でテザリングが使える、高速通信に対応したスマートフォンが増えて、注目を浴びるようになった。

●スマートフォンをモバイルルーター代わりに使う「テザリング」
図1 モバイルルーターの代わりとして使える「テザリング」機能に対応したスマートフォンが増えている。パソコンやタブレットからスマートフォンを通してネット接続できる。モバイルルーターを別途用意する場合と比べて通信料金が安いといったメリットがある
図1 モバイルルーターの代わりとして使える「テザリング」機能に対応したスマートフォンが増えている。パソコンやタブレットからスマートフォンを通してネット接続できる。モバイルルーターを別途用意する場合と比べて通信料金が安いといったメリットがある
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 特に、人気のスマートフォン「iPhone 5」がテザリングに対応したことが大きい(図2)。KDDIが販売するiPhone 5は発売当初の2012年9月末からテザリングに対応。ソフトバンクモバイルも追従し、12月15日からテザリングに対応した。両社とも利用料金は月額525円だ。ただし、2012年12月までに申し込んだ場合、2年間はテザリングの料金が無料になる。NTTドコモのLTEサービス「Xi(クロッシィ)」対応のスマートフォンは、全ての機種がテザリングに対応しており、追加料金なしで使える(図2)。

●テザリングが利用できる代表的な通信サービスの利用料金
図2 通信事業社によっては追加料金なしでテザリングが利用できる。通信料金は2年契約、パケット定額は完全定額制、テザリング以外の各種キャンペーンは考慮せずに算出した(NTTドコモXiの*:東北など一部地域のみ。首都圏など一部で下り最大75Mbps/上り最大25Mbps、その他の地域では下り最大37.5Mbps/上り最大12.5Mbps)
図2 通信事業社によっては追加料金なしでテザリングが利用できる。通信料金は2年契約、パケット定額は完全定額制、テザリング以外の各種キャンペーンは考慮せずに算出した(NTTドコモXiの*:東北など一部地域のみ。首都圏など一部で下り最大75Mbps/上り最大25Mbps、その他の地域では下り最大37.5Mbps/上り最大12.5Mbps)
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