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 スマートフォンよりも大きな画面で見やすく、さまざまなアプリケーションも実行できる。利便性の高さで人気があるタブレットの低価格化が加速している。7型液晶のAndroidタブレットなら2万円以下は当たり前。ついに1万円を切る製品も登場した。

 日本の市場で低価格化が目立ち始めたのは、2012年9月に米グーグルが発売した「Nexus 7」から。フラッシュメモリー16GBのモデルは直販価格で1万9800円だった。これに対抗したような値付けで12月に登場したのが米アマゾン・ドット・コムの製品。「Kindle Fire」は直販価格で1万2800円、「Kindle Fire HD」は1万5800円だ。

 世界展開している製品とは販売規模が異なるものの、さらに安い製品も登場した。自作パーツ店のドスパラは、直販価格9980円の「DOSPARA TABLET」を2012年12月に発売した。ドスパラは「代理店を通さず、メーカーから直接仕入れて自社の店舗や直販サイトで販売することにより、コストを抑えた」ことで1万円を切る価格を実現したという。

 グーグルやアマゾンは、低価格のタブレットを普及させることで、動画・音楽・電子書籍・アプリなどのコンテンツ配信サービスの利用を促すことを狙っているとみられる。Kindle Fire HDなどの発売時にアマゾンは「本当に知ってほしいのは、Kindleはサービスでもあるということです」とのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)のメッセージをWebサイトに掲載した。

 同様の戦略を打ち出したのがNTTドコモだ。同社のスマートフォンユーザーで月額525円の動画サービス「dビデオ」を6カ月以上利用する人を対象に直販価格9975円の10.1型タブレットを3月下旬に発売する(図1)。通信機能は無線LANのみ。起動すると同社のコンテンツ配信サービス「dマーケット」の画面が現れる仕組みだ。「Kindle Fireと狙いは同じ。dマーケットを活性化したい」(加藤薫社長)と製品発表会で説明した。

●NTTドコモの1万円タブレット
図1 NTTドコモも直販価格で9975円のタブレット「dtab」を3月下旬に発売する。spモードと6カ月以上「dビデオ」を契約した場合のキャンペーン価格
図1 NTTドコモも直販価格で9975円のタブレット「dtab」を3月下旬に発売する。spモードと6カ月以上「dビデオ」を契約した場合のキャンペーン価格
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