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 企業が業務でスマートフォンを活用する動きが広がっている。法人契約でのスマートフォンや携帯電話の利用状況を端末の種類別に聞くと、「一部の従業員に導入」とする回答が、Android搭載機は35.2%、アップルの「iPhone」は33.2%だった(図1)。ともに2012年度調査から10ポイント程度増え、3割を超えた。

●Android、iPhoneともに3割を超える企業が一部に導入済み
図1 法人契約での携帯電話やスマートフォンの導入状況を聞いたところ、Android搭載スマートフォンとiPhoneは、3割を超える企業が一部に導入済みだった。どちらも2012年度の前回調査から約10ポイント増えており、導入の動きが広がっている
図1 法人契約での携帯電話やスマートフォンの導入状況を聞いたところ、Android搭載スマートフォンとiPhoneは、3割を超える企業が一部に導入済みだった。どちらも2012年度の前回調査から約10ポイント増えており、導入の動きが広がっている
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 こうした業務利用のスマートフォンに対し、どのようなセキュリティ対策を実施しているかも聞いた。最も多かったのは、40.7%の企業が実施していた「遠隔地からの端末のロックや初期化機能」。紛失時への備えである。これに「ウイルスやマルウエアの対策機能」(36.4%)、「紛失時などに端末の位置を特定する機能」(29.3%)が続く(図2)。

●セキュリティの取り組みが加速
図2 スマートフォンについて実施しているセキュリティ対策。2012年度の調査に比べて、どの対策についても取り組む企業が増えている。特に、社内システムへのアクセス制御や、遠隔地からの情報取得・一括設定に取り組む企業が増えた
図2 スマートフォンについて実施しているセキュリティ対策。2012年度の調査に比べて、どの対策についても取り組む企業が増えている。特に、社内システムへのアクセス制御や、遠隔地からの情報取得・一括設定に取り組む企業が増えた
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 目を引くのは、どの対策についても、取り組んでいるという回答の割合が、前回調査より高いこと。「特に導入していない」とする企業は32.8%と、前回調査から8.5ポイント低下。セキュリティ対策が進んでいる。

 タブレットについては、アップルの「iPad」に勢いがある。42.9%が「一部の従業員に導入」していると答えた。Android搭載タブレットについては、「一部導入」が15.9%にとどまった(図3)。

●タブレットはiPadの一部導入企業が4割超え
図3 タブレットの導入状況。iPadを一部導入する企業が4割を超えた。一方でWindows 8のタブレット導入も始まっており、検討する企業はAndroidやiPadと同程度の割合である
図3 タブレットの導入状況。iPadを一部導入する企業が4割を超えた。一方でWindows 8のタブレット導入も始まっており、検討する企業はAndroidやiPadと同程度の割合である
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 Windows搭載タブレットでは、2012年秋以降、タブレットとしても使える「兼用ノート」や、ディスプレイ部を取り外すとタブレットになる「分離型ノート」が多数登場した。しかし、その導入企業は少なく、まだ浸透はしていない。ただ、「導入を検討」という企業がいずれも15%を超えた。リコージャパンの八條センター長は「何台か試験的に導入したいという引き合いは多い」と話す。iPadやAndroidと同等に、企業が高い期待を寄せている。