PR

 紙幣にスマートフォンをかざすと、その券種を読み上げる──。図1は財務省と日本銀行、国立印刷局が現在開発中の視覚障害者向けスマートフォンアプリだ。2013年内に、iOS向けアプリとして無償公開予定という。

●アプリで紙幣の券種を識別
図1 財務省、日本銀行、国立印刷局が開発中のスマートフォンアプリ。紙幣にスマートフォンをかざすと、券種を識別して読み上げる(財務省が公開するイメージ動画より)
図1 財務省、日本銀行、国立印刷局が開発中のスマートフォンアプリ。紙幣にスマートフォンをかざすと、券種を識別して読み上げる(財務省が公開するイメージ動画より)
[画像のクリックで拡大表示]

 スマートフォンやタブレットを利用した障害者向けのサービスやアプリが充実し始めている。カメラやマイクなどの機能を活用し、有益な情報を提供する。

 その一つが、iOS向けの無料アプリ「TapTapSee」(開発は米イメージサーチャー)。アプリを起動して写真を撮ると、それがアプリの開発元に送られ、何が写っているのかを音声で知らせてくれる。例えば図2のような写真を撮ると、「机の上にある白い表紙の雑誌と黒のラップトップです」と驚くほど正確な答えが返ってくる。コンピューターによる画像解析だけでなく、クラウドソーシングによる“人力”も活用しているのが特徴だ。アクセシビリティコンサルタントで、弱視の視覚障害があるCocktailzの伊敷政英氏は「缶詰の種類を確かめる際などに便利」と話す。

●目の前にあるモノを教えてくれるアプリ
図2 目の前にどんなモノがあるか、どんな人がいるかを教えてくれるiOS向けアプリ「TapTapSee」。音声読み上げ機能を有効にしてアプリを起動し、写真を撮ると(右図)、そこに何が写っているかを読み上げる。コンピューターによる画像認識と、人手による解析を組み合わせているという
図2 目の前にどんなモノがあるか、どんな人がいるかを教えてくれるiOS向けアプリ「TapTapSee」。音声読み上げ機能を有効にしてアプリを起動し、写真を撮ると(右図)、そこに何が写っているかを読み上げる。コンピューターによる画像認識と、人手による解析を組み合わせているという
[画像のクリックで拡大表示]