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性能・機能
iPhone 5に性能進化感じる意見

 今回の調査では製品全体の評価である「総合満足度」のほか、細分化した項目についての満足度も聞いている。「性能・機能」の項目では液晶ディスプレイの表示品質、バッテリー駆動時間などスマートフォンのハードウエア面での評価を集計した。

 結果を見ると人気機種「iPhone 5」、日本向けの機能を搭載した「HTC J」、現行機種ではないものの現在でもユーザーが多い「iPhone 4/4S」などが高評価となった(図1)。

 2012年9月に発売されたiPhone 5は、LTEの通信機能を搭載し、液晶サイズは従来の3.5型から4型に変わった。「iPhone 4から5に買い替え、通信速度に一番の変化を感じた。画面が大型化したが、本体は軽くなり満足」(20代女性)と従来のiPhoneからの進化を実感したというユーザーが多い。パソコンなどの機器から無線LANでiPhoneに接続し、ネット利用を可能とするテザリング機能への対応を評価する声もある。

●[スマートフォン]性能・機能の満足度
タブレットの「性能・機能」について満足度を聞いた。iPhoneシリーズのほか、HTC Jの評価も高い。国内メーカー製品への評価は厳しく、REGZA PhoneやMEDIASのポイントはマイナスとなった
タブレットの「性能・機能」について満足度を聞いた。iPhoneシリーズのほか、HTC Jの評価も高い。国内メーカー製品への評価は厳しく、REGZA PhoneやMEDIASのポイントはマイナスとなった
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動作の安定性で明暗

 2位のHTC Jは、高速動作や安定性の高さで定評のある台湾HTCのスマートフォンに、ワンセグやおサイフケータイなど日本向けの機能を追加した製品。「サクサクと動きストレスがない。やりたいことがほぼできる」(30代男性)と支持する声がある。

 「ARROWS」「REGZA Phone」「MEDIAS」など下位の製品では「発熱が多い」「フリーズする」など安定性に対する不満が多かった。

NTTドコモ「ツートップ」戦略が招いた国内メーカー撤退

 NECは7月31日、スマートフォン製造からの撤退を発表した。さらに8月に入ると報道各社はパナソニックがNTTドコモへのスマホ新製品の供給を停止し、法人向けに注力すると報じた。

 相次ぐ日本メーカー撤退の引き金となったのはNTTドコモによる2013年夏モデルの「ツートップ」戦略だった。NTTドコモは人気のiPhoneに対抗するため、ソニーの「Xperia A」と韓国サムスン電子の「GALAXY S4」の2機種を推奨機種とし、値引き販売した。そのため販売店ではツートップ以外の製品はほとんど売れなかったという。

 海外勢との競争が激化する中、はしごを外された形となったメーカーからは「ユーザーが求める使いやすい製品を目指してきたのに、これでは売れない。ドコモショックだ」(国内メーカー幹部)と恨み節も聞こえてくる。

 ガラパゴスなどと揶揄(やゆ)されながらも、国内メーカーは日本のユーザーに好まれる製品作りを目指してきた。今後も撤退が相次ぐようであれば、海外と統一化された製品だけが店頭に並ぶ変化の乏しいスマートフォン市場に変わる可能性がある。

「ツートップ」戦略を発表したNTTドコモの加藤薫社長
「ツートップ」戦略を発表したNTTドコモの加藤薫社長