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 2013年7月から8月にかけ、FacebookやTwitterといったSNSで、コンビニエンスストアや飲食店の従業員による不適切な投稿をきっかけとした「炎上」が相次いだ。勤務する店舗の設備や食材を使って悪ふざけをし、その様子を写した写真をSNSに投稿したことが原因(図1)。投稿には多数の批判が寄せられたが、同様の投稿は後を絶たず、店舗が閉店に追い込まれたケースもある。

●従業員が悪ふざけの現場写真をSNSに投稿
図1 SNSに投稿された、厨房などでの従業員による悪ふざけ写真の例(編集部で一部修整した)。注目されると多くのユーザーに次々とコピーされてネット中に拡散する
図1 SNSに投稿された、厨房などでの従業員による悪ふざけ写真の例(編集部で一部修整した)。注目されると多くのユーザーに次々とコピーされてネット中に拡散する
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 炎上自体は珍しいことではない。未成年の飲酒や無免許運転、窃盗といった犯罪の告白などが原因の炎上は、2011年ごろから頻発している。

 今回相次いでいる炎上が異なるのは、書き込んだ本人だけではなく、そのユーザーを雇っている企業にまで影響が及ぶ点。例えば、衛生管理が行き届いているはずの飲食店の厨房において、従業員が悪ふざけをしているのを知ったら、客はどう思うだろうか。その店舗を運営する企業にとって、信用の失墜は免れない。

 このため最近では、企業は炎上の影響を重視している。自社が関係する炎上が発覚すると迅速に対応し、Webサイトなどでその内容を公表(表1)。該当の従業員には厳罰をもって臨んでいる。

●企業は該当の従業員を解雇、閉店に至ったケースも
表1 従業員によるSNSへの不適切な投稿で生じた問題の例。2013年7月から8月にかけて相次いで発覚した
表1 従業員によるSNSへの不適切な投稿で生じた問題の例。2013年7月から8月にかけて相次いで発覚した
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 例えば、8月に問題が発覚したステーキチェーン店では、該当の従業員を解雇するだけではなく、その従業員が勤務していた店舗を閉店することも決定した。さらに、その従業員に対する損害賠償も検討しているという。