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 2014年2月24日よりスペイン・バルセロナで開催された世界的な携帯電話・モバイル関連の見本市イベント「Mobile World Congress 2014」(以下、MWC)。スマートフォンの主戦場が新興国へと流れる一方、先進国ではスマートフォンの周辺事業が盛り上がるなど、今年のMWCでは、昨年までと比べて大きな変化が起きているのを目の当たりにした。

安価なスマートフォンによる新興国開拓が大きなテーマに

 MWCは、その年の携帯電話業界の動向を示す大きなイベントとして、世界的に注目を集めている。筆者も今回、スペインを訪れ、MWCで取材を進めた。そして全体的な動向として強く実感したのが、スマートフォンの主戦場が先進国から新興国へと大きくシフトしているということだ。

 その傾向を象徴しているのが、スマートフォン向けOSを提供する事業者の動きである。先進国と比べ所得が少ない新興国に向け、より価格の安いスマートフォンを提供するための取り組みに関する発表が相次いだのだ。

低価格スマートフォンを目指す動きの1つとして注目されたFirefox OS。低価格を目指す一方で、デュアルコアCPUを搭載したZTEの「Open C」など高性能モデルも登場している
低価格スマートフォンを目指す動きの1つとして注目されたFirefox OS。低価格を目指す一方で、デュアルコアCPUを搭載したZTEの「Open C」など高性能モデルも登場している
低価格スマートフォンを目指す動きの1つとして注目されたFirefox OS。低価格を目指す一方で、デュアルコアCPUを搭載したZTEの「Open C」など高性能モデルも登場している
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 特に注目を集めたのが、国内でもKDDIが採用予定の「Firefox OS」を提供するMozillaの動向だ。Firefox OSを搭載した端末は、現在もスペックを抑え、新興国に向けて提供されているものが多い。だがMozillaは、一層低価格のスマートフォンを提供するべく、中国のSpreadtrum Communicationsという企業が開発したSoC(System on a Chip、必要な機能を1つの半導体チップに集積させたプロセッサー)を使って、25米ドル(約2500円)のスマートフォンを提供すると発表したのだ。