PR

 文字や音声によるメッセージを仲間同士で交換できる「メッセージングアプリ」。その市場が、にわかに脚光を浴びている。2014年2月、大手企業による人気アプリの買収が相次いだ。

 楽天は2月14日、キプロスに本社を置くバイバーメディアの買収を発表した。人気のメッセージングアプリ「Viber」を提供する同社を、総額9億ドルで傘下に収める。2億8000万人の登録ユーザーを基盤に、ネット通販をはじめとした楽天の各種事業の拡大を狙う。

 続く2月19日には、米フェイスブックが、「WhatsAppメッセンジャー(以下、WhatsApp)」を提供する米ワッツアップの買収を発表した。WhatsAppは4億5000万人もの月間利用者数を誇る。買収額は総額190億ドルで、日本円にして2兆円近くに上る。

 一方、国内ではLINEの勢いが止まらない。2月26日には新サービス「LINE電話」を発表した。固定/携帯電話に格安で電話を掛けられるサービスで、Viberなどが先行している(図1)。無料通話のニーズは日本以外にも各国で高まっており、これを「世界進出の際の強みとする」(LINE執行役員の舛田淳氏)ことで、さらなるユーザーの獲得を目指す。

●価格の安い音声通話サービスを提供
図1 LINEやViberが提供するIP電話サービスは、通常の音声電話と比べると通信品質が安定しにくいが、料金が安い。楽天の子会社フュージョン・コミュニケーションズの電話網を使って通話料金を抑える「楽天でんわ」と比較しても、大幅に安い
図1 LINEやViberが提供するIP電話サービスは、通常の音声電話と比べると通信品質が安定しにくいが、料金が安い。楽天の子会社フュージョン・コミュニケーションズの電話網を使って通話料金を抑える「楽天でんわ」と比較しても、大幅に安い
[画像のクリックで拡大表示]

●メッセージング・通話アプリ3種類の比較
図2
図2
[画像のクリックで拡大表示]