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 パソコンが終わってしまうのか――こんなテーマで取材を重ねているわけだが、ソフトウエアを作っている方はどう考えているのだろう。早速話を聞こうと思った私の頭に浮かんだのがMetaMoJiの浮川和宣氏だ。パソコンの世界でワープロソフト「一太郎」を成功させた後、タブレット、スマホ向けのアプリにチャレンジしているのは、皆さんご存じの通りだ。いまも、仕事効率化アプリの上位に「NoteAnytime」がランクインし、最近登場した「ShareAnytime」も魅力的なアプリだ。

 ソフトウエア業界を見続けてきて、さらにチャレンジを続けている浮川氏にパソコンは終わってしまうのか聞いてみた(本文敬称略)。

――ユーザーは、パソコンへの関心が薄れていると思います。私は業界の仲間とも、パソコン向けソフトの話をほとんどしなくなりました。

ジャストシステムの創業社長として、パソコン用ワープロソフト「一太郎」や日本語入力ソフト「ATOK」を世に送り出した、MetaMoJi社長の浮川和宣氏。現在は手書き文字入力をキーワードに、スマホやタブレット向けのアプリ開発に取り組んでいる。(撮影:村田 和聡)
ジャストシステムの創業社長として、パソコン用ワープロソフト「一太郎」や日本語入力ソフト「ATOK」を世に送り出した、MetaMoJi社長の浮川和宣氏。現在は手書き文字入力をキーワードに、スマホやタブレット向けのアプリ開発に取り組んでいる。(撮影:村田 和聡)
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浮川 相対的に見れば、興味が薄れているのではないでしょうか。パソコンが今後も色々な分野や用途で使われていくことは間違いないでしょう。一方で、多くの方の興味がスマホやタブレットに向いているのは致し方ないと思います。2010年にiPadが発売されて、たった4年の間にすごい勢いで世界中に普及しました。アップルだけでなくアマゾンやグーグルなど、他のメーカーからもタブレットが発売されています。爆発的な勢いがあるので、そこに注目せざるを得ません。メーカーとしても、評価はさておき「参加しないとまずい」という考えが生まれます。タブレットについては、1つの大きなサイクルが来ていると思います。