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 9月4日から9日までドイツのベルリンで国際家電展示会(International Consumer Electronics Fair)が開催された。韓国では、やはりサムスン電子とLG電子がどのような新商品を展示したのかに話題が集中した。

 目を引いたのは、サムスン電子の丸いスマートウォッチ「GEAR S2」である。

 韓国で10月2日に発売予定のGEAR S2は、サムスン独自のOS「Tizen」を使用しているが、サムスンのスマートフォンだけでなく、アンドロイドOSのスマートフォンとiPhoneとも連動する方向で調整しているという。値段もApple Watchと同じ程度にする予定。韓国メディアは、サムスン電子がiPhoneユーザーも囲い込むことでGEAR S2の販売台数を増やすのが目的と見ている。

 GEAR S2は、フィットネス機能、遠隔で自宅の家電を動かしたり照明を付けたり消したりできるスマートホーム機能、NFCモバイルペイメントのSamsung Pay機能などを搭載している。

写真●IFA2015 サムスン電子ブース(サムスン電子提供)
写真●IFA2015 サムスン電子ブース(サムスン電子提供)
サムスン電子は新しいスマートウォッチGEAR S2、人体に接触させなくても睡眠中の脈拍や呼吸を分析してアドバイスしてくれるSLEEPsense、IoTファッションなどを初公開した。
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 韓国で注目を浴びたのは、サムスンSDIが開発したGEAR S2のバッテリーである。GEAR S2のディスプレーは、旧版の2インチより2cmほど小さくなった1.2インチ。バッテリーの容量は300mAhから250mAhへとそれほど減っていない。当初韓国メディアは、1.2インチならバッテリーは200mAhぐらいだろうと予測していたが、この予想を上回った。

 サムスンSDIはGEAR S2のために、2014年から「Free Form」バッテリーを開発していた。Free Formとは決まった形ではないという意味で、バッテリーを四角でも丸でもない自由な形に作れば、ウエアラブル端末のスペースを有効に使い、最大限容量の大きいバッテリーを搭載できることから開発を進めた。GEAR S2のバッテリーは、余った空間にぴったり入るように、上は四角で下は丸い形になっている。通常のバッテリーよりも、25%ほど容量が大きくなった。GEAR S2は、一度のフル充電で、3日ほどバッテリーが持つという。