突然インターネットにアクセスできなくなったとき、その原因究明は一筋縄ではいかないことが多い。トラブルが発生する主な原因はどのようなものかを知っておくことが、解決の近道だ。

こんなに遅いのはなぜ?ネットがおかしい本当の理由
つながらない、遅い
目次
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トラブル解決に役立つ!ネットの基礎知識
ネットワークの基礎を知っておくと、トラブルの早い解決に役立つ。中でも、通信に不可欠な「IPアドレス」「DHCP」「DNS」という3つの仕組みは理解しておきたい。
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Windowsでもつながらない
複数のパソコンがある環境では、Windowsのネットワーク機能を介してファイルやプリンターを共有できるので便利だ。ただし、この際にも「通信できない」「ファイルが開けない」といったトラブルに遭遇する。
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遅い(3)そもそもインターネット回線が遅い
インターネットのサービス契約を結んでから何年も見直していない、というなら、回線の速度が遅いことが原因かもしれない。
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遅い(2)パソコンの利用場所や仕様に問題アリ
基本中の基本だが、無線LANは電波環境に応じて実際の通信速度が変わる仕組みになっており、電波が弱いほど低速になる。パソコンやスマートフォンにおける無線LAN接続時の速度は、「リンク速度」と呼ばれ、画面上で確認できる
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遅い(1)第1の“容疑者”はWi-Fiルーターだ
インターネットにつながってはいても、スピードが遅くてイライラした経験は誰でもあるはず(図1)。そうした遅いネットも、原因が分かれば改善が可能だ。そのカギを握るのはWi-Fiルーターやハブなどのネットワーク機器だ。これらをどう設定し、利用するかが、速度を左右する。
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つながらない(3)インターネット側で何かが起きている
つながらない原因が、自宅の外、つまりインターネット回線やプロバイダーのサービス、さらにはアクセス先のサイトにあるというケースも時々ある。これを確認するには、NTT東日本/西日本やケーブルテレビ事業者が設置していった、ネットワーク機器のランプを見るとよい。
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つながらない(2)Wi-Fiルーターが怪しい
パソコンではなく、Wi-Fiルーターなどのネットワーク機器に問題があるケースもある。最もありがちなのは、Wi-Fiルーターの電源が切れてしまっていること。家族の誰かが、コンセント口が足りなくてACアダプターを外してしまったり、掃除のときにコードを引っかけて電源ケーブルが抜けてしまったりすれば、電源…
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つながらない(1)まず疑うべきはパソコンだ!
「ネットワークにつながらない」と嘆く前に、まず疑うべきは、パソコンだ。具体的には設定の間違いや操作ミス、ハードウエアの故障などが、ネットにつながらない原因になっている可能性がある。
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突然起こるネットの不調、原因が分かれば怖くない
ネットワークは、アプリやサービスの利用を支える縁の下の力持ちだ。使えなくなると、Webサイトを見ることもメールを受信することもできなくなる。こうしたネットのトラブルは、珍しくない。パソコンやスマートフォンを使っていて突然通信が切れてしまったり、遅くなったりする経験は、誰しもあるはずだ(図1)。