速度制限に注意
本来は高速なサービスでも、通信速度を制限されてネットが遅くなることがある。特に、モバイル回線で発生する問題だ。
モバイル通信サービスのほとんどで、月間のデータ通信量が規定されている。大手の携帯電話会社だと7GBで、最近増えている格安スマホや格安SIMでは2GBや4GBなど、少なめのサービスが多い。
規定の容量までは、「LTEの最大150Mbps」といった高い速度で通信できるが、容量を超えると当月末まで通信速度が200kbpsなど、低い速度に制限される(図18)。かなり遅く感じるはずだ。これとは別に、「3日間で360MBを超えた場合」などの条件で短期間の通信規制を実施している通信事業者もある。
解決策としては、速度制限が解除される月末まで待つか、高速に通信できる容量を追加購入するしかない。多くのサービスが、容量に差がある複数のメニューを用意しているので、たびたび規制されるようなら、より多くの容量が使えるメニューに変更するのもよいだろう。