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NTT東日本とNTT西日本によるFTTH(光回線サービス)の卸売りサービス。光回線の卸提供を受けた事業者が、料金や他サービスとのセット割引を独自に設定して提供できる。

 NTT東日本とNTT西日本(以下、NTT東西地域会社)は2015年2月、それまで自社で提供していた「フレッツ光」の回線をさまざまな企業向けに卸売りする「光コラボレーションモデル」(以下、光コラボ)を開始した。フレッツ光の契約数は、2015年3月末にNTT東西地域会社合計で1871万件に達したものの、前年からの純増数が約67万件にとどまるなど伸び悩んでいた。卸売りすることで、料金やサービス内容の多様化による需要喚起と、代理店向けに発生していた販売奨励金などのコスト削減を図る。

 利用者にも光コラボによるメリットがある。フレッツ光では、一般的に光回線サービスとプロバイダーサービスを提供する事業者が異なり、料金の支払い先やトラブルが起きた場合の問い合わせ先が複数に分かれていた。光コラボでは卸売先の企業がプロバイダーサービス込みの自社サービスとして提供し、問い合わせ、請求の窓口が一つになる。また、卸売先企業が持つ商品やサービスとのセット販売も可能となり、別々に購入するよりも割安となるケースが増えている。

 NTTドコモやソフトバンクは、光コラボを利用した光回線契約とモバイル回線契約のセット販売を行っている。また、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのT-MEDIAホールディングスが提供する「TSUTAYA光」では、光回線利用者に同社が提供する動画配信サービスの見放題プランを無料で利用できる特典を付けている。

 2016年4月には電力の小売りが自由化される予定で、電力やガス、ガソリン、通信といった生活インフラをセットで提供するサービスの登場が見込まれている。光コラボはそうしたセットサービスを構成する一要素として、さらに多くの事業者に活用されそうだ()。

東京ガスが2016年4月から開始するガス/電気/光回線のセット割りサービス。光回線は提携プロバイダーが光コラボを利用して提供する
東京ガスが2016年4月から開始するガス/電気/光回線のセット割りサービス。光回線は提携プロバイダーが光コラボを利用して提供する
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