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 米インテルのCPU「Core M」が、タブレット/ノートPC併用型のいわゆる「2 in 1モデル」と呼ばれるパソコンの普及を後押ししている。

 Core Mは、Coreシリーズとしては第5世代となるCPUの一つ。以前開発者の間で「Broadwell-Y」というコード名で呼ばれていた。2015年1月に発表した「Broadwell-U」(モバイル用Core iシリーズ)に先駆け、昨年9月に一足早く公開。2014年の冬モデルから搭載PCが出荷されている。Core Mは低消費電力と発熱の抑制により、PCの排熱用のファンを不要とする設計を可能にした。インテルでは厚さ9mm未満のボディにも搭載できることをセールスポイントとしている。

●チップを小型化
●チップを小型化
図1 Core Mを手にする米インテルのカーク・スカウゲン氏。2014年の展示会「IFA 2014」の公演より(写真は米インテルのプレスサイトから)
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 Core M採用による薄型・軽量化の恩恵を受け、液晶部とキーボード部を切り離し、液晶部をWindowsタブレットとして利用できるセパレート型が国内メーカーからも続々と登場している。3月に東芝が発売した「dynabook R82」は、セパレート時のタブレットの重さが約699gで(光沢液晶モデル)、世界最軽量をうたう。軽さだけでなく、きょう体の堅牢性にも注力したとしている。

●世界最軽量の12.5型 Windowsタブレット
●世界最軽量の12.5型 Windowsタブレット
図2 12.5型の東芝R82シリーズ。セパレート時のタブレット部の重量は約699g。12型以上のWindowsタブレットとしては世界最軽量(2015年3月9日時点、東芝調べ)
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