PR

2014年6月に発表された米アップルが提供するプログラミング言語。同社が提供するMac用OSの「OS X」、モバイルOSの「iOS」をプラットフォームとして利用する。

 「Swift」は、2014年6月に米アップルが開発者向けイベント「WWDC 2014」で発表した新しいプログラミング言語。プラットフォームとしてiPhoneやiPad用の「iOS」、Mac用の「OS X」を利用し、両OS向けのアプリケーションを作成できる。

 Swiftの登場前、両OSのアプリ開発には「Objective-C」と呼ぶプログラミング言語を採用してきた。Objective-CはC言語を拡張したもので、1983年に開発された。SwiftはObjective-Cとの共存が担保されており、以前のコード資産をそのまま活用できる。加えてアップルでは、「コードの記述が容易」「高速かつ効率の良いパフォーマンス」「堅牢性」といった利点を挙げている。

 アップルは昨年の発表直後に自社の電子書籍ストアでSwiftの公式ガイドブックを無料で公開。前述の互換性の高さやiOSデバイスの活況などもあり、Swiftによる開発は急速に普及し、サイバーエージェントの「Amebaアプリ」など人気アプリがObjective-Cから移行した例も出始めた。さらに米国の複数の大学では、コンピュータ言語の授業でSwiftを取り入れている。

 2015年6月の「WWDC 2015」では、早くも次バージョンとなる「Swift 2.0」の概要を発表。Swift 2.0は今秋以降、オープンソースとして提供する。

 オープンソースとは、ソースコードと呼ばれる基礎プログラムを公開し、改良を加えて再配布が許可されるコードのこと。Androidアプリに利用するJavaや日本発のRubyなど、数多くの言語が採用している。

 アップルでは今回のオープンソース化により、これまで以上の開発者の取り込みに期待しており、Swiftの公式ブログによれば、開発コミュニティからの意見も積極的に受け入れていく予定だ。

●Swiftの特徴
●Swiftの特徴
Objective-Cと比較したSwiftの特徴
[画像のクリックで拡大表示]