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 MVNOはmobile virtual network operatorの頭文字を取った略語で、仮想移動体通信事業者という意味。自らは携帯電話回線を持たず、回線を保有する携帯電話事業者から借り受ける形でサービスを提供する。

 MVNO(エムブイエヌオー)とは携帯電話回線を保有するNTTドコモやKDDIなどから回線を借り受け、ユーザーに通信サービスを提供する事業者を指す。インフラ設備の維持費が掛からないため、携帯電話事業者より安価にサービスを提供できる。一方、データ通信容量などが制限される場合がある。

 現在、日本には多くのMVNOが存在し、ほとんどがNTTドコモの回線を借り受けている。MVNOは国内では2001年から存在していたが、2015年に入り急激に脚光を浴びるようになってきた。

 きっかけは2015年5月1日に開始した「SIMロック」解除の義務化だ。SIMとは通信に必要な情報を格納しているモジュールのこと。通常、スマートフォンや携帯電話は携帯電話事業者と契約し、電話番号にひも付いたSIMカードを挿入して使用する。これは携帯電話事業者が自社が提供するサービスでしか使えないようにするSIMロックが掛けられているためだ。これまではSIMカードを挿し替えて他社が提供するスマートフォンや携帯電話を利用することはできなかった。しかしSIMロック解除の義務化により、ユーザーは解除後の端末を継続して使いながら、MVNOが提供する格安のSIMカードを挿入して月々の通信費を抑えることが可能となった。

 MVNOによるSIMカードはデータ通信専用のものと、データ通信に音声通話機能を加えたものがある。月額で利用料金を払うのは携帯電話事業者と同じ。データ通信料や伝送速度に応じてプランを選べる。月額料金が数百円台からのプランもある。最近ではスマートフォンとのセット販売も増えてきた。

●国内の主なMVNO事業者の一覧
●国内の主なMVNO事業者の一覧
掲載したのは全てデータ専用プラン。2015年7月27日時点
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