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 筆者は、何台かのスマートフォンを常時持ち歩いている。その中の1台、「iPhone 5c」は、主に「おかん」(母親)との連絡用に使っているソフトバンクの通話用SIMカードが入っている。とりあえずこのスマホには、結構な頻度で電話が掛かってくるし、自分から掛けることも多い。

 一方、普段の情報チェックや、電話以外のテキストメッセージなどの連絡には、MVNO事業者のデータ専用SIMカードを入れた「Nexus 5」を使っている。家にいるときも仕事のときも、外出時も、iPhone 5cとNexus 5を持ち歩いている。

 どちらにも連絡が来る可能性があるので、筆者は、2台のスマホをカバンやジャケットなどの、いつでも取り出せる場所に入れている。最近、2台のスマホは重いし、画面が大きく割れやすく、落としたりぶつけたりしないように気を付けるのが煩わしく思うようになった。

図1 スマホの「常時2台持ち」は煩わしい
図1 スマホの「常時2台持ち」は煩わしい
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 特にiPhone 5cは、スマホとしての機能はあるが、スマホ機能は無線LAN(Wi-Fi)接続で利用することにしていて、モバイルデータ通信は使っていない。だから外出時はほぼ「電話」である。電話なら、もっと小さい端末でも間に合うのでは、と思うようになった。

 iPhone 5cの電話機能を独立させるには、先日も紹介したFREETELブランドの「SIMロックフリーガラケー」である「Simple」のようなコンパクトな電話専用端末に、iPhone 5cのSIMカードを入れる、という手もある。

 しかし、原稿執筆時点でSimpleは入手できていなかったし(発売日は8月28日)、iPhone 5cではソフトバンクの番号で認証したLINEなども使っているので、スマホのまま使いたい、という気持ちもある。

 そんなときに、ひらめいたのが、「スマートフォンリンク」機能を持つ電話専用端末。「Bluetoothミニフォン」などの名前で売られている端末や、スマートフォンリンク機能を持つPHS端末などをスマホにBluetooth接続して、ワイヤレスの受話器として使うのだ。

「スマホとリンク」機能を備えたPHSを入手する

 スマートフォンリンクの専用端末は、グリーンハウスの「GH-BHMPA」などが代表的だが、筆者が入手したのは、以前から気になっていたセイコーソリューションズの「SOCIUS(ソキウス) WX01S」というPHS端末だ。2011年発売の古い製品であり、白ロム状態の端末を中古で入手した。4000円程度だった。