パソコン全体の売れ行きは厳しいが、Macはさほど影響を受けていない。実は、2014年のパソコン出荷台数は、前年比で1.5%減。2010年に出荷のピークを迎えてから、微減と微増を繰り返しつつ、ここ5年ほどは横ばいで推移している。図1は、IDC Japanが発表している2014年のクライアントパソコンの市場実績だ。クライアントパソコンとは、普通のパソコンと考えてよい。
上の棒グラフは各社のシェアを示している。オレンジが2013年で、青が2014年のシェア。アップルがシェアを伸ばしていることが分かる。下の棒グラフはシェアの伸びを示したものだ。ASUS JAPANや日本エイサーといった格安パソコンを手がけるメーカーを除くと、上位メーカーが微増、微減の中で、アップルは良い値だといえるだろう。ASUSの伸びが目立つが、そもそもの出荷台数が多くないので、割合としては大きく伸びやすい。