そもそも現在、Macの「OS X」を搭載するパソコンは、アップルしか作っていない。余談だが、1995年ごろにはアップルはOSのライセンスを供給しており「アップル互換機」と呼ばれる製品が登場。日本では、パイオニアなどがMacOS搭載のパソコンを販売した時期もあった。
こんな例外を除くと、Macは一社が製品を作り続けているため、デザインや作りが共通しているのが最大の特徴だろう。11.6型液晶を搭載する最小の「MacBook Air」から最大27型の大画面一体型の「iMac」まで、基本的なデザインは共通だ。どのモデルも本体のほとんどがアルミ製で、金属の塊をくりぬく切削加工で作られている(図1)。コネクター回りの造形などもほぼ同じ(図2)。また、ACアダプターやマウス、キーボードなどの周辺機器も、共通するデザインを採用しているので、Macと純正の周辺機器をそろえれば、机の上を美しく統一できる。しかも、モデルが古くなってもデザインのベースが変わらないのが良いところだ。