筆者はパソコンの評価に30年近く携わり、累計で数千台のキーボードを評価してきた。一般にいわれるように、19mmで、ストロークの深いキーボードが打ちやすいことは疑う余地がないと考えている。
ところが、ユーザーに話を聞いてみると「Let's noteのキーボードが最高だ」「Macでなければ使う気にならない」といった声もよく耳にする。キーの打ちやすさに関しては、人によって好みが異なるのだ。
キー配列がカギ
Macは機種ごとのキーボードの差がとても少ない。デスクトップとノートではキートップの色が違うがキーの配列は同様で、タイプ感もかなり統一されている(図1)。どちらを使っても同じ感覚で打てるように工夫されているのだ。最近登場した新MacBookは打ち心地がやや異なるが、それでも、できる限り統一しようとする姿勢は見られる。