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 昔のパソコン雑誌には、「WindowsとMacはどちらのOSが優れているか」といった記事がよく見られた。当時は、それぞれのOSが進化の途中だったので、各部で差が大きかったのだ。

 ところが、今やどちらのOSも基本的な部分は完成の域に達していると言ってよいだろう。いわゆるファイルの管理やアプリケーションの起動、ウインドウの操作などは10年近くあまり変わってない。

 Windowsが最近変化を遂げたのは、タッチへの対応だ(図1)。タブレット人気に対抗するための措置だろう。専用のストアアプリも登場したが、従来のデスクトップアプリとの両立が混乱していて人気はいま一歩。今年の夏に登場する予定のWindows 10でさらに使いやすく進化するだろう。ただし、タッチ操作をするには、パソコンが対応機種でなければならない(図2)。Macが搭載する仮想スクリーンもWindows 10での採用が予想される(図3、図4)。2つのOSの差は縮まりつつあるのだ。

●Windows 8でタッチ操作が導入された
●Windows 8でタッチ操作が導入された
図1 Windows 8.1は、タッチ操作に対応するのが最大の特徴だが、大きく変化したために慣れないという人も少なくない
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●対応機種なら指先で操作できる
●対応機種なら指先で操作できる
図2 WindowsとMacで最大の違いがタッチに対応するか否かだ
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●Macは仮想スクリーンを使える
●Macは仮想スクリーンを使える
図3 MacのOSは、バージョンアップしてもあまり変わらなくなっている。画面は「Mission Control」と呼ばれる仮想スクリーンだ
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図4 Windows 10(画面はPreview版)は、Windows 7以降からの無料アップデートがアナウンスされている。仮想スクリーンを採用予定
図4 Windows 10(画面はPreview版)は、Windows 7以降からの無料アップデートがアナウンスされている。仮想スクリーンを採用予定
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