同じ部屋で使っている2台のパソコンの間でファイルをやり取りしたいとき、USBメモリーを使うのは面倒。かといって、ネットワーク共有の設定をするまでもない──。こんなケースでは、2台のパソコンをUSBで直結するデータ共有ケーブルが役立つ(図1)。パソコン間でマウスポインターが自由に行き来できるため、ひと組のマウスとキーボードで、2台のパソコンを操作してファイルをコピーできる。
●ファイル転送や入力機器を共有
図1 2台のパソコンをデータ共有ケーブルで接続すると、ファイルを手軽にやり取りしたり、片方のパソコン側のマウスやキーボードで、もう一方のパソコンを操作したりできる。サンワサプライの左の製品はUSB3.0、右の製品はUSB2.0に対応
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データ共有ケーブルは、パソコンに接続すれば、ドライバーや設定ソフトのインストールが自動で始まる(図2、図3)。使い方としては、ポインターを画面外に動かすと、もう一方のパソコンに操作対象が切り替わる(図4)。設定ソフトで、2台のパソコンの位置関係を指定。どの方向からポインターを画面外に出すと操作が切り替わるかを、上下左右から指定できる。
●パソコン同士をケーブルでつなぐ
図2 データ共有ケーブルを2台のパソコンのUSB端子に接続する。写真は「KB-USB-LINK4」の例。両端の形状は異なるが、どちらのパソコンに接続しても構わない
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図3 ドライバーや設定ソフトのインストールが自動的に始まる(左)。自動でインストールされない場合は、手動でインストール(右)
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図4 接続が完了すると、2台のパソコンをひと組みのマウスとキーボードで扱える。左側のパソコンで画面右外にポインターを移動すれば、右側のパソコンのポインターが動かせる。ポインターの移動方向は変更可能だ
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