眼鏡や腕時計のように身に着けられる「ウエアラブル端末」。単なるオモチャなどではなく、中身は立派なパソコンだ。既にさまざまな分野で活躍している。ここでは、ウエアラブル端末の現在と未来についてレポートする。((池田 利夫(ジャムハウス)・宮下 由多加)

連載
これからどうなる?ウエアラブル端末の今
目次
-
次世代ウエアラブルの核となるインテルの超小型プロセッサー戦略
ウエアラブル端末の開発に欠かせないのが、頭脳となるプロセッサーの小型化だ。2015年1月、米国で行われた展示会「2015 International CES」において、インテルはボタンサイズの「Curie(キュリー)」を発表した。
-
映像やテキスト、音声などによる多角的な業務支援を可能に
スマートグラスに関しては、実は業務用の製品が先行して普及の兆しを見せている。スマートグラスには映像や写真、テキストなど、さまざまな情報を表示できる。しかもハンズフリーの状態になるため、製造や物流、保守などの現場で作業支援デバイスとして採用する流れが加速しているのだ。
-
今後が楽しみなパーソナルユースのスマートグラス
本格普及が期待されるウエアラブル端末の一つが、眼鏡型やゴーグル型の「スマートグラス」だ。「ヘッドマウントディスプレイ(HMD)」とも呼ばれる。頭部に装着し、目の前のディスプレイに表示される映像や情報などを視聴する(図1)。
-
スマホ連携で多彩な使い方ができる腕時計型端末
ウエアラブル端末で注目を集めるのが、腕時計型の「スマートウオッチ」だ。その外観はまさに腕時計そのものだが、本体にOSを搭載した立派なコンピューターデバイスだ。対応するスマートフォンとワイヤレスで連携できるのが特徴である。さらに、アプリをインストールすれば、さまざまな機能の追加も可能。
-
[総論]既に身近なウエアラブル
眼鏡や腕時計のように身に着けられる「ウエアラブル端末」。単なるオモチャなどではなく、中身は立派なパソコンだ。既にさまざまな分野で活躍している。ここでは、ウエアラブル端末の現在と未来についてレポートする。