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 11acのルーターでも、製品によって最大通信速度は変わる。これは搭載アンテナの数によるもので、アンテナが多い方が高速だ(図1)。速度の点で見れば、無線LANルーターは、1.3Gbpsや1.7Gbpsに対応したハイエンドモデル、867Mbpsのミドルレンジモデル、433Mbpsのコンパクトモデルに分類できる。

●搭載アンテナの数で速度が変わる
●搭載アンテナの数で速度が変わる
図1 搭載されているアンテナの本数によって、通信できる速度が変わる
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機器選択のポイント

 高速に通信できるモデルは必然的に価格も高くなり、環境によってはオーバースペックになることもある。ノートパソコンの多くは搭載できるアンテナのスペースの問題から867Mbpsまでとなるし、スマートフォンなら433Mbpsが大半。スペックだけで言えば、ミドルレンジの製品を選べば十分ということになる。

 ただし、ハイエンドモデルは高速なCPU(無線通信制御チップ)を搭載しているので、複数機器を接続したときの反応が速く、速度低下が少ないなどの利点がある。また「ビームフォーミング」という、子機の位置を検出して最適な電波を送る機能を備えるモデルもある(図2)。ほかにもUSB端子にハードディスクを接続してネットワーク接続型のストレージ、NASとして利用できるものもある。そのあたりはコストと求める機能によって検討したい。

●高速化のための機能も搭載されている
●高速化のための機能も搭載されている
図2 「ビームフォーミング」は対応の端末を感知して、その場所にデータを送るので効率的な通信が可能になり、実効速度も向上する
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 各メーカーで独自機能を搭載していることも多い。例えばバッファローなら、スマートフォンだけでも全ての接続設定ができる「AOSS2」という簡単設定機能を備えている。一方、NECプラットフォームズの製品は、「μSRアンテナ」と呼ぶ、独自に開発した小型の内蔵アンテナを搭載している。このアンテナのおかげで、外部に突き出すアンテナが不要となり、スペースを取らずに済む。こういった各社の搭載機能にも着目して選択しよう。

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